夏が終わる前に・・・ 麦切り
9月も下旬になると暑さが少し和らいできている。
近くの中華屋の冷やし中華のメニューを見て、「9月まで」の表記があると秋の気配を感じる。
この暑い夏だからこそ食べると美味しいものがある。
それは麦切りである。
麦切りに聞き覚えがない方もいると思われるが、実は山形県名物なのだとか。
山形で育った筆者はよく昼に食べていたので、その自覚が全くなかった。
一見するとうどんに似ているが、その発祥は諸説あり、庄内地方で麦を練って切ったものとして麦切りとなったとのことだ。(蕎麦の場合は蕎麦切りというらしい。)
山形県長井市にある池田屋さんでこの麦切りが味わえる。
筆者が頼んだのは「納豆麦切り」
山形名物のひっぱりうどんを彷彿させるが、通常の麦切りに納豆と卵が加えられて混ぜて食べるところは似ている。
麦切りの食感はツルツルとしていて、うどんよりコシはないが、その分素麺に近い食べやすさもあって、とても美味しい。
納豆と卵も麦切りをよく引き立ててくれている。
そして暑い夏にとても合う。
食べた後は涼しくなったような爽快感を感じる。
麦切りを知らないという方はぜひ食べてみてほしい。
うどんではない、素麺ではないその食感に感激するであろう。
メニューも以下の通りで、池田屋さんでは蕎麦、ラーメンもいただける。
どれも絶品なので、ぜひ立ち寄ってほしい。
池田屋本店
山形県長井市高野町2−7−2
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