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「概念・アメリカのお弁当生活」のその後

 3ヶ月ほど前に、無理のない範囲でお弁当作りをやってみようと思い立ち、「概念・アメリカのお弁当生活」を開始した。

 あれから3ヶ月経過したが、順調に続けられている。これは私にとっては快挙だ。というのも、今まで何度もお弁当作りに挫折して最長2週間しか続けられなかったからだ。しかもお弁当作りによるストレスは全く感じていない。
 ストレスなく続けられた原因は「お弁当とはこうあるべき」という思い込みを捨てたからだと思う。
 朝早く起きて頑張って作らなくてもいい。
 同じおかずが続いてもいい。
 おかずは1種類でもいい。
 何ならおにぎりだけでもいい。
 作れなかった日はコンビニで買えばいい。
 自分が納得していればそれでいいのだ。

 挫折を繰り返したからこそ、自分にとって何がストレスなのかわかるようになった。今回はそのストレスを徹底的になくすためのルールを作り、そのルールに則ってお弁当作りを実践したからこそ続けられているのだ。
 これが私にとってのストレスを一切なくした「概念・アメリカのお弁当生活」のルール。

1. 朝、調理器具(フライパン、鍋、包丁、ボウルなど)を使わない。
2. 盛り付けに時間を取られないメニューにする。
3. 必ずしもアメリカンなメニューである必要はない。(おにぎりと作り置きのきんぴら等でもOK。「概念」アメリカのお弁当なので)
4. おかずが用意できない、またはお弁当そのものが用意できない時は潔くコンビニ等を頼る。
5. このルールは「絶対」ではなくて、より良い方法が思いついたら適宜改善する。


 何かを継続させようとするならば、自己分析が大切だということを改めて思い知らされた。自分にとって何が大切で何がストレスなのかをよく知ること。そう、まるで仕事やパートナーを決めるときのように。
 若い頃の私は何かを継続することが苦手だった。転職が多く、恋人ができても長続きしない。そんな自分はどうしようもないダメ人間だと思っていたけれど、今思えば自己分析ができていなかったことが大きいような気がする。年齢を重ねてよかったなと思うことは失敗を経て自己分析ができるようになったことだ。

 お弁当作りに話を戻す。
 お弁当作りを始めた最初の頃はおにぎりや簡単なサンドイッチが多かったが、ここ最近は週末の作り置きおかずをお弁当用のジップロックに詰めてそのまま冷凍し、同じくジップロックに詰めたご飯とともに職場へ持っていっている。
 もともと週末に平日分のおかずを作り置きするスタイルの我が家だ。わざわざお弁当用のおかずのみ作るのではなくて、お弁当用のおかず分だけ作る量を増やした。このスタイルで無理なく続けられている。

 ジップロックは私のお弁当作りの強い味方だ。ジップロックのCMで時間に余裕のあるときに作り置きしておくことを「冷凍貯金」と呼んでいるが、まさにその通りだなと思う。

 貯金があると心に余裕が生まれるように、作り置きの「冷凍貯金」のおかげで毎朝の時間にも気持ちにも余裕ができた。
 サムネイルのクマのぬいぐるみはジップロックでおなじみの旭化成のキャラクター「たぶん、クマ」。我が家のリビングで私の「冷凍貯金」やお弁当作りを見守ってくれている。

 そしてお弁当生活で思わぬ発見もあった。
 自分で作ったおかずを職場で食べるというのは「家のリラックス感」を持ち運べるようで何となくホッとできる。オンオフの気持ちの切り替えにも一役買ってくれているのだ。
 先日「#元気をもらったあの食事」で記事を書いたけれど、今の私にとって元気をくれている食事はこの手作りのお弁当だ。



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