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4月30日。猫

実家に帰ってきている。

昨年愛犬を亡くして、
母は保護猫の活動をするようになった。


その一環でうちに居付いてる猫がいる。
名前を「まめ」と言う。

白地に灰色の斑で、頭はハチワレになっている。
性格はお間抜けさんで、愛犬を彷彿とさせた。


私は犬派である。
猫の可愛さはいまいちわからないと思っていた。


実家に帰ってくると、
チュールを買わせられる。
好きでもない猫のために、
なぜお金を使わなくてはならないのか。


そう思いながらも、チュールを買って
まめにあげる。


父と母が頑張って懐かせているまめは、
まだ完全にうちの子にはなってくれない。
家の中には入ってくるけど、
触らせてはくれない。
(避妊はしてあるので大丈夫です)

でもチュールをあげるときは、
膝の上に乗ってきてくれる。


その温かさに心が緩む。
ああ、こうやって愛犬のいなくなった我が家を
癒してくれてるんだなあ。


そう思ったら、私が買うチュールは決して
猫のためばかりではなく、両親のためなのだ。


まめ、うちに来てくれてありがとう。
早く我が家の一員になってね。

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