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レース回顧

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主に予想したレースを回顧してます。
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小倉大賞典ふりかえり

小倉大賞典ふりかえり

ヒンドゥタイムスが悲願の初重賞制覇を果たした。直線ではハンデ戦らしい接戦となり、0.2秒内に4頭が入るほどの僅差の勝負になった。

そんな小倉大賞典をスタートから振り返る。

スタートはバラバラなスタート。サトノエルドール、フォルコメン、ダンディズムが出遅れ、ゴールドギア、ロングランもやや遅れた。

テイエムスパーダ、レッドベルオーブ、バジオウがスタートを決め前につける。

まずはテイエムスパーダ

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フェブラリーSふりかえり

フェブラリーSふりかえり

レモンポップの強さが際立ったレースだった。前に行った馬が軒並み沈み、後方の馬が差してくる中で堂々の横綱相撲で快勝。王者誕生を感じさせる勝利だった。……が少し不安も残った。

なぜなら道中のペースの割に、上がり3ハロンのタイムが遅かったからだ。これで差されなかったのはラッキーで、逆の見方をするとこれで差せなかったのならメンバーレベルが低かった可能性がある。そして上がりが遅かったことから、やはり少し1

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ダイヤモンドSふりかえり

ダイヤモンドSふりかえり

ミクソロジーがレコードで快勝し、天皇賞へ向けて大きな一歩を踏み出した。

2着ヒュミドールは近走の不振がウソのような脚を見せ、力がある事を示した。

そんなダイヤモンドSをふりかえる。

まずスタートで大外ベスビアナイトが出遅れる。

それ以外では、トラストケンシン、レクセランス、メイショウテンゲンもやや出遅れた。

先行争いに目を向けると引退レースのウインキートスが外から先頭に立つ。ミクソロジー

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共同通信杯ふりかえり

共同通信杯ふりかえり

評判馬が揃った一戦を制したのはファントムシーフだった。1番人気だったダノンザタイガーは直線で何度も進路が無くなった事が影響し、僅差の3着となり、共にムーア騎手で新馬を勝ち上がった、タッチウッド、タスティエーラはよく頑張ったが2着、4着となった。

そんな共同通信杯をスタートから振り返る。

まずスタートでタッチウッドがジャンプする様にゲートを出て出遅れた。

押し上げようとするもタスティエーラに前

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京都記念ふりかえり

京都記念ふりかえり

ドウデュースが力の違いをみせた。道中後方から進み、勝負どころで大外をマクってきて3馬身半ちぎると言う、力の違いを見せつけるような競馬で、1948年マツミドリ以来、75年ぶりのダービー馬による京都記念制覇を成し遂げた。

そんな京都記念をスタートからふりかえる。

スタートはキングオブドラゴンがもっさり出た以外はほぼ揃ったスタート。

アフリカンゴールドと出遅れたキングオブドラゴンを制して、スタート

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クイーンカップふりかえり

クイーンカップふりかえり

雪の影響で重馬場でスタートした1日だったとは、とても思えない素晴らしいタイムが出た。

勝ち時計1.33.1は、アカイトリノムスメが勝った2021年の1.33.3を上回り、メジャーエンブレムが勝った2016年の1.32.5迫る物で、

2023年
12.2-10.9-11.4-11.7-11.8-11.3-11.6-12.2

2021年12.4-10.8-11.4-11.9-11.9-11.6-

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きさらぎ賞ふりかえり

きさらぎ賞ふりかえり

戦前より期待の大きかった良血馬2頭のワンツーとなった。1着フリームファクシは折り合いに苦労しながら押し切り、能力の高さを改めて証明し、2着オープンファイアは過去2戦とは別馬のように器用に立ち回り、末を伸ばすも僅差の2着となった。

勝ちタイム1.59.7は中京2000mのきさらぎ賞としては過去最速で、同週に行われた古馬1勝クラスの2.01.0、2勝クラスの2.00.1よりも速い優秀なタイム。

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東京新聞杯ふりかえり

東京新聞杯ふりかえり

戦前の予想通りの素晴らしいレースとなった。勝ち時計の1.31.8は、2019年のインディチャンプが勝った年の1.31.9を超えるレースレコード。

レースラップはグランアレグリアが勝った2020年の安田記念に近く、

2023 東京新聞杯
12.3-10.8-11.3-11.4-11.3-11.0-11.6-12.1

2020 安田記念
12.1-10.9-11.2-11.5-11.6-11.4

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AJCCふりかえり

AJCCふりかえり

ノースブリッジが飛躍の春を期待させる勝利を挙げた。また鞍上岩田康成は内突きの名手たる所以を見せた。

そんなAJCCをスタートから振り返る。

スタート直後、ガイアフォースが外に飛び、その影響を受けてエピファニーも外に。

結果、エピファニーは外のレッドガランと接触。

これでエピファニーは若干遅れをとった。

一方内に目を向けると、シャムロックヒルが押してハナを主張し、バビットが外から馬なりで上

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東海Sふりかえり

東海Sふりかえり

最初の2ハロンで勝負が決まったレースだった。勝ったプロミストウォリアは強い。だが、ヴァンヤールに助けられた部分もあり、この結果を鵜呑みには出来ないと感じたレースだった。

このレースを大きく左右したヴァンヤール。この馬がカラ馬になった事が全ての始まりだった。

ヴァンヤールがスタートで躓いて外に体勢が崩れる。その直後、体勢を立て直そうとしたヴァンヤールがトモを跳ね上げて、騎手を振り落としてしまった

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根岸Sふりかえり

根岸Sふりかえり

武蔵野Sでワンツーした2頭が着順を入れ替え、ここでもワンツーを決めた。

レモンポップは安定感あるレースで勝ち、これで戦績は10戦7勝。しかもオール連帯。

2着ギルデッドミラーは僅差の2着。よく追い詰めたが半馬身届かなかった。

そんな根岸Sをスタートから振り返る。

スタートは、バラつきのあるものとなった。

ギルデッドミラー、デンコウリジエールが立ち遅れ、タガノビューティーは行き脚が付かない

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シルクロードSふりかえり

シルクロードSふりかえり

ナムラクレアが56.5kgを背負いながら好時計で完勝。本番への期待が膨らむ結果となった。

勝ち時計の1.07.3は過去10年中最速。勝ち時計1.07.4だった2014年と比較してみると、

2014年 12.2 - 11.0 - 10.9 - 10.8 - 11.0 - 11.5
2023年 11.9 - 10.8 - 11.1 - 11.1 - 10.8 - 11.6

とほぼ同じ。その時の勝

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京成杯ふりかえり

京成杯ふりかえり

ソールオリエンスの強さと若さを見たレースだった。これだけフラフラしながら圧勝したのだから能力は相当。

そんな京成杯ふりかえる。

スタートでサヴォーナとシルバースペードが出遅れ、シャンパンカラーが外に飛ぶが、これは外に馬が居ない大外枠では良くある事。

好発を決めたグラニットがハナに立ち、シーウィザードが押しながら、シャンパンカラーはかかりながら前へ。下の画像を見ると、シャンパンカラーは頭が上が

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日経新春杯ふりかえり

日経新春杯ふりかえり

ヴェルトライゼンテの力が1枚違った。59kgをモノともせずに完勝。

そんな日経新春杯をふりかえる。

スタートでモズナガレボシが大きくつまずく。その後すぐに内にもたれながら体勢を立て直したが、これで落馬しなかった角田大河は凄い。

これは落ちていても不思議じゃない。よく持ち直した。

脱げたアブミを踏み直し、ようやく競馬に参加できたが時すでに遅し。スタートからこれだけ離されてしまっては厳しい。

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