行くも地獄行かぬも地獄。毎年恒例の靖国参拝問題_20160814関屋記念


自己都合

中国国営通信、新華社は12日、南シナ海問題を巡り、仲裁裁判所が判断を示したことについて「仲裁裁判所に管轄権はなく、中国は受け入れず、認めない」と速報で伝えた。

それ以前では、

「釣魚島及びその付属島嶼は、中国の領土の不可分の一部である。歴史、地理、法理のいかなる角度から見ても、釣魚島及びその付属島嶼は中国固有の領土であり、中国はそれに対して争う余地のない主権を有している」と中国政府は主張している。

もうこうなると中国はグローバル社会では生きていけないのではないか。

裁判結果を認めないのであればこの国の論理はすべて自己都合だ。

ルールを、グローバル・スタンダードを無視しながらよく五輪に参加するものだなぁ。


貫くか、屈するか・・・

話は変わるが最近、競馬の予想よりドキドキしていたものがあった。

それは稲田防衛大臣が終戦記念日8月15日に靖国神社参拝するかどうかだ。

彼女は議員当選からこれまで必ず8月15日に靖国神社を参拝してきた。

参拝して防衛大臣が外交問題に油を注ぐのか、参拝せずにその思想・信条を曲げるのか、いわば行くも地獄、行かぬも地獄の状態だった。


この手があったか!

しかし、残念な発表が。

「防衛省は12日、稲田朋美防衛相が13~16日の日程でアフリカ北東部のジブチを訪問し、自衛隊の派遣部隊を視察すると発表した」(時事通信)

あるメディアによると

「稲田朋美防衛大臣が、8月15日の「靖国参拝」を見送るために、13~16日の日程で急きょ、ジブチを訪問することが分かった」と報じている。

つまりジプチの自衛隊を視察し激励するのは建前で、目的は「8月15日の靖国参拝を見送るため」なのだ。

これは「行くも地獄、行かぬも地獄」状態の大臣を天国へ導いた首相官邸のファインプレーと言っていいだろう(米国の圧力と言ってもいい)。

 

それにしても大臣は無念であろう。

きっと本人は何のためらいもなく参拝を予定していただろうに。


歴代首相は?

毎年この時期恒例の閣僚の靖国神社参拝問題が起きる。

とくに首相が参拝ともなると大騒ぎになる。

戦後歴代首相による靖国参拝は15人(全く靖国参拝しなかった歴代首相は旧民主党政権時の首相を含め、13人)。

そのうち8月15日に参拝した首相は三木武夫氏、福田赳夫氏、鈴木善幸氏、中曽根康弘氏、そして平成唯一の小泉純一郎氏の5人。

残りは8月15日を避けて靖国参拝した10人。

小泉純一郎氏の首相在任期間中の靖国参拝日を調べると、

2001年8月13日

2002年4月21日

2003年1月14日

2004年1月1日

2005年10月17日

2006年8月15日

(首相在任期間2001年4月26日~2006年9月26日)


任期晩年に注目!

ここから推測すると、小泉純一郎氏は首相在任中は近隣諸国への配慮などにより、8月15日に参拝することを避けていた。きっと本人は思想・信条から8月15日に参拝したかったはずだ。それを物語るのが首相在任あとわずかの2006年8月15日に参拝している件だ。

任期の晩年に靖国参拝を8月15日に行う事で自分の思想・信条を示したかったのだろう。

ちなみに米国のオバマ大統領も任期晩年の今年2016年5月27日、原爆犠牲者慰霊平和祈念式典へ参加のため、広島へ訪問した。

これは核廃絶を呼びかけたプラハ演説で2009年ノーベル平和賞を受賞した男のかねてからの思想・信条だったに違いない。

稲田防衛大臣もその任期晩年の8月15日に靖国参拝するかもしれない。

その際は吠えてくる隣国たちにこう言ってやればよい。

「靖国神社は、日本の領土の不可分の一部である。歴史、地理、法理のいかなる角度から見ても、靖国神社は日本固有の領土であり、日本はそれに対して争う余地のない主権を有している」と。


さて、関屋記念

任期薄、じゃなかった人気薄⑮リーサルウェポンで勝負する。

新潟競馬場に爆弾が落ち、ファンの悲鳴がとどろく。


人気馬たちを地獄に突き落とす!


(勝馬投票は自己責任でお願いします。)

[過去の結果]

◯小倉記念 エキストラエンド6人気3着

×クイーンS

×中京記念

×函館記念

×七夕賞

◯CBC賞 ラヴァーズポイント7人気2着

×宝塚記念

◯函館スプリントS ソルヴェイグ12人気1着

◯エプソムC ルージュバック1人気1着

×安田記念

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