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2021/10/29(金)第2回公園研

 先月からはじめた研究会、今回は投稿論文の草稿の検討のみおこなった。やはり論文を投稿する前は、何度か研究会やゼミで揉んでもらった方が良いなと感じる(自分はたいしたコメントをしていないのはともかく)。草稿のなかで「気になる」ポイントは、たぶん査読審査のプロセスでも「気になる」ポイントとして、ある程度は俎上にのるものではないか、と思う。

 11月に自分も論文を投稿しようと考えていたのだけど、10月下旬から明らかに体調が悪く(鼻炎など、薄ぼんやりとした体調の悪さ)、結局準備が頓挫してしまった。加えて、たぶん間に合ったとしても一筆書きで投稿することになっていたと思うので、今回は見送るのもやむなしかなと思う。そうやって投稿を見送ったいくつもの機会達……。

 研究会などで原稿を見てもらう利点についてもうひとつ。おそらく、それなりに順調に執筆が進んだとして、テクニカルな点では議論が詳細になり、中身も充実すると思う。しかしながら、「充実させなければならないポイントは本当にそこなのだろうか?」という点は、たぶん自分の視野ではなかなか意識がしにくい気もする。さらに、研究の大きな文脈への接続なども、自分の考えている以上のポテンシャルがあるかもしれないし、そのポテンシャルを引き出すのが研究会の場なのではないかと感じる(さらに言えば、自分自身が査読審査を担当する機会がもしやってくることがあれば、(掲載の見送りの判断をせざるをえないこともあるだろうけども)論文のポテンシャルを伸ばすような査読審査を心がけたいと思う。甘い考えだろうか……)。

 次回の研究会では、次の2冊についてざっくりと輪読を行なう予定。

真辺将之,2021,『猫が歩いた近現代――化け猫が家族になるまで』吉川弘文館.

中川理,2008,『風景学――風景と景観をめぐる歴史と現在』共立出版.



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