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ことばにつながるように

こんばんは つなぐ です。

今日はことばについて、少し。

私が出会うことばゆっくりなお子さんに対して、マカトンサインを取り入れています。
私たちのコミュニケーションは話しことばだけではありません。
非言語コミュニケーションといって
 表情 視線 身振り ジェスチャー 指さし などがあります。

STあるあるかと思いますが、よく手が動いているね、と言われます。
話す時、つい手も動いてしまっているようです。
ジェスチャーが多いようです。手がうるさいと言われたこともあります…

普段、何かを思い出す手立てとして、「ほら、あれよ こんな感じの・・・」
と身振りで示して思い出そうとする場面があるかと思います。
そうした場面があるように話す以外にも無意識に手が動いていることはあるようです。

マカトンサイン

マカトンサインて何?

マカトン法(MAKATON Vocabulary)のことです。
このマカトンという名前は開発者3人の名前の頭文字をとったものです。

マカトンの歴史

1970年代、英国で開発されました。
日本では、1989年に日本版が作成されて、普及が開始されました。

マカトンサインは330語の核語彙があります。それは
・生活の中で使用頻度の高い語彙
・乳幼児の語彙発達が考慮されている
・9つのステージが設定されている

マカトンサインとは

・自然なジェスチャーに近い
・片手サインが多い
・微細運動を使うサインが少ない
・複合サインが少ない

動きとしては、例えば、「食べる」は口の下に手をあてる
「飲む」はコップを持って飲む動きをする などです。

話さなくなるのでは?

こうしたサインを使用するにあたり、よく聞くことは
サインを使うことで話さなくなるのではないか?
ということです。
このマカトンサインは話しことばと一緒に伝えます。
サインと一緒に提示します。

サインを使うことで…

・ことばだけで話すより、注目するようになる
・言われていることが分かりやすくなる
・ことばは「意味を伝えるもの」とわかる
・サインを真似る、サインで伝える、サインとことばで伝えるようになる
ということが期待できます。

生活の中で何気なく使っているジェスチャー。
それを少し意識的に使ってみる。

誰かと話している時、もしその方がぼんやりされていたら、サッと手を上に挙げてみてください。
きっとハッとして顔をそちらに向けるでしょう。

こうでなくてはいけないということはないと思います。
ことばの理解の助けにもなります。

できたね〜、と大きく手で“マル“とすることで、嬉しくなるものです。
生活で少し、取り入れてみてください😁。

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