ヲタクの恋愛計画!? 創作大賞2024 漫画原作部門 第3話

#創作大賞2024 #漫画原作部門

第3話 出発から終着駅までの恋の旅

倉田守「野田、直也の件は、もう知ってるよな?」

野田瑞希「明日香ちゃんから聞いたよ。直也くん、佳純ちゃんに一目惚れしたんだって?正直、聞いた瞬間チャンスきたって思ったね」

倉田守「そうだろう?まさか、直也が恋に目覚めたなんて、ちょっと驚きだけど、これは大チャンスだと思うんだ。」

倉田守「野田、佐々木佳純と話したことあるだろ?明日香への思いを一時休戦して俺たちで直也にアシストしてやろう」

野田瑞希「佳純ちゃんは去年同じクラスだったから、話したこともあるけど、なにかいいアイディアでもあるの?」

倉田守「文化祭でバンド演奏をするとか、何かアクションを起こすのはどうだろう?直也が好きなゲームのように、エンターテインメント性のある告白が良いかもしれない」

野田瑞希「それは面白そう!文化祭での特別なパフォーマンスがあれば、佳純ちゃんも興味を持ってくれるかもしれないね」

倉田守「特別な瞬間を作り出すことが大切だ。だけど、それにはさらに協力が必要だけど、誰か心当たりとかある?」

野田瑞希「藤原さくらちゃんって子が音楽好きで吹奏楽部で佳純ちゃんの友達だから今から聞きに行く?」

    倉田守と野田瑞希は、藤原さくらに会いに向かった。
    藤原さくらは吹奏楽部で、音楽に対する情熱が強く、その厳しい性格で知られていた。
    吹奏楽部の練習室に到着し、藤原さくらを見つけた。
    彼女は楽譜を真剣に読み込みながら、トランペットの練習をしていた。
    倉田守と野田瑞希は控えめに彼女に声をかけた。

野田瑞希「さくらちゃん、突然ごめんねー。少しだけお時間もらえる?」

藤原さくら「あら、瑞希くん。何か用事かしら?吹奏楽部の練習中なのよ」

倉田守「あの、藤原さん、よかったら俺らと文化祭でバンドやりませんか?」

藤原さくら「は?バンド?てか、あんた誰よ!なんであんたみたいなモブとバンドやらないとダメなわけ?音楽経験あるの?有名バンド?」

倉田守「経験ないです。ごめんなさい。直也のために特別な瞬間を作りたいです」

藤原さくら「意味わからないだけど、直也って誰よ?あんたの名前?」

野田瑞希「さくらちゃん、落ち着いて実は、学校の伝説を復活させようって思って協力してくれないかな?」

藤原さくら「学校の伝説を復活させるって…面白そうーーー。で、詳細を教えて。何をどうすればいいの?」

    藤原さくら17歳はチョロかった。詳しく詳細を話承諾してくれた。
    後日、教室で植田直也に倉田守が『ヲタク恋愛計画』第1プラン作戦会議を開く

倉田守「直也、文化祭バンドやろう」

植田直也「え?やらないよ?」

倉田守「でも、佐々木佳純にちゃんとアピールするチャンスだと思わないか?」

植田直也「それはそうだけど、俺音楽に縁がないし、バンドなんて…」

岡田明日香「ちょっと、なに勝手に話勧めてるのよ」

倉田守「明日香は、なにか考えて来たのかよ」

岡田明日香「そ、それは、直也とお城巡りして佐々木さんと事前練習って感じで」

    そこで、突然扉が開き佐々木佳純がやってきた

佐々木佳純「あのー、植田直也くんっていますか?」

【つづく】

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