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教えて梅田先生!⑲融資を受けるときのポイント 1.【情報の非対称性の解消】

こんばんは!梅田公認会計士・税理士事務所スタッフの松本です。

さて、ここでは会計や経営に役立つ情報を梅田先生の解説のもと学んでいきます。

前回の記事で、変動損益計算書の読み方について学びました。

今回はどういった内容なのでしょうか?

先生、よろしくお願いします★

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松本さん、今回は融資を受けるときのポイントをお伝えしたいと思います。

◆キーワード

キーワードは『情報の非対称性の解消』です。

情報の非対称性というのは、自分の持っている情報と相手の持っている情報に格差がある状態のことを言います。

金融機関は、お金を貸して貸したお金を利息とともに返してもらうことで利益を上げています。もし将来、お金を返してもらえなければ、金融機関は大損してしまいますので、お金を返してもらえる見込みのないことにはお金は貸してもらえません。

経営者は自分の事業アイデアがいかに素晴らしいものと思っていても金融機関が『貸しても返ってくるだろう』と確信が持てるまでは貸せません。

どうやったら金融機関が『貸しても返ってくるだろう』と思ってもらえるか。
それは事業計画を作成して、金融機関に自分の言葉で説明するということです。

自分が持っている情報を金融機関に嘘偽りなく伝えるとともに、金融機関が求める情報を誠実に集めて提供し、金融機関とあなたの情報格差をなくしていきましょう。

情報格差がなくなれば信頼関係が生まれ融資もスムーズに進みます。

◆借入申込書や作成例

参考ですが、日本政策金融公庫の事業計画の作成例や借入申込書については下記リンク先にアップされているので作成してみてください。

日本政策金融公庫の各種様式のダウンロード
https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html

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◆スタッフの解釈

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ある日知らない人にいきなり話しかけられたら驚きますよね。その内容がもしも「お金貸してください!」だったら…。これは極端な例ですが。。

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金融機関でお金を借りたい場合に自分の詳細を話すことは避けて通れません。どこの誰なのか、何をしている人なのか、資金、どれくらいの稼ぎがある(稼ぐ見込みがある)のかなど…。

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実際に事業計画の書類を書くとしたら?と考えてみると伝えるための必要な情報が分かってきます。事業計画も含めた思いがしっかり伝わると、晴れて融資を受けられるんですね。

リンク先の借入申込書など、事業計画にまつわる書類だけでざっと約20種類ありました。内容も細かいし、たくさんあってビックリです( ゚Д゚)しっかり記入例も掲載されていたので、参考にしてみてくださいね★

◆まとめ

いかがでしたか?情報格差をなくすことで融資を受けやすくなるということをお伝えしました。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
詳細に参入する市場の状況や同業他社の情報を収集することで、失敗しにくい事業計画を立てることができます。事業計画の作成サポート(有料)は梅田会計までお問合せください。
https://cms.tkcnf.com/umedakaikei/form/inquiry

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