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ADHDの人は頼りない?○○力があれば大丈夫!
こんにちは!杉間馬男です。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)の人は世間的に頼りないと思われることが多いと思います。
数ある発達障害の中で、ADHDの人は特にそういう傾向なんですね。。
しかし、私の30年来の旧友もADHDですが、障害の特性を持っていながら頼りがいの感じる男なんです。
いったい、彼は何を持っているというのか?
それをこの記事で紐解いていきたいと思います!
ADHDの人ってなぜ「頼りない」と思われているのか?
まず、世間的にADHDの人がなぜ頼りないと思われがちなのか、私なりの考えをお伝えします。
■落ち着きがない
ADHDの特徴のひとつに、落ち着きがないというものがあります。
いつもソワソワしてなにかが気になる様子で。。
平たく言えば、そういう特徴が頼りなさを醸し出しているんです。
ソワソワしていると、なんだか今やっていることでいっぱいいっぱいになっている印象を与え、余裕のなさを感じさせてしまいます。
逆に頼りがいがあると思われる人は、動きが少ないイメージですよね。
身体はさることながら、目線の動きまでも落ち着いています。
■ポカミスが多い
もうひとつ、ADHDの人は注意力が散漫になりやすいため、ケアレスミスが多くなりがちです。
ミスが多い人には、あれこれ任せられないですよね。
例えば、おつりをしょっちゅう間違えるコンビニの店員は頼れるでしょうか?
例えは極論でしたが、逆の立場で考えるとそういうことなんです。
そしてそれはADHDであろうとなかろうとです。
頼りがいのある人は、言わずもがなケアレスミスがごく少ないですから、たくさん仕事も任せられているというわけです。
私のADHDの知り合いは”頼りがい男”だった!
私のnote記事で何度か登場している、1歳年上のADHD持ちのマサヨシ(仮名)も、先ほど挙げた特徴を持っています。
特に、”落ち着きがない”というのはまさしくそうで、私が第三者と話していても『えっ!?』といちいち反応することが多いです。
しかし、そんな特徴を持ちながらも彼はどちらかというと頼りがいがあるほう。
そして、私が彼に対していちばん頼りがいを感じるのが【企画力】です。
マサヨシはもともとイベントごとが好きで、それが高じて地元の花火大会の場所取りをしたり、サイクリング計画など自分でイチから企画を練っていました。
そして、企画して学校の同級生やメル友などに片っ端から声をかけ、毎回それなりの人数を集めていたんです。
◎発達障害は婚活で不利…を覆すADHD知り合いの恋愛遍歴!
https://note.com/umao_sugima/n/n677923fe46af
こちらの記事(↑)で紹介したように、マサヨシはメル友から彼女を作ることが得意で、実際に彼が開いたイベントには彼女やその友達をも連れてきていたぐらいでした。
イベントには私を含めて数名が手伝っていましたが、わざわざミーティングを開いたり公式のようなパンフを作ったりで、これでもかというほど本格的にやっていたのです。
普通の人にしてみれば、そこまで熱を入れてやるのは少し恥ずかしく感じることが多いと思います。
しかし、彼は”多くの人が恥ずかしいことでも平気でやれる”という点が強みだったのです。
もちろん、それだけでも十分頼りがいを感じるのですが、彼がたくさんイベントごとを企画してくれたおかげで、呼ばれた人たちはイベントを楽しむだけでなく新たな人脈まで広がったのです。
↑↑これ、けっこうスゴイことだと思いませんか?
今思えば、まるで社会人サークルみたいな感じです。
私もマサヨシ以外に20年来の友人(コウキ・仮名)と今でも交流がありますが、実はマサヨシが企画したイベントにコウキも呼ばれていて、それ以来コウキと連絡先を交換して2人だけでもよくつるむようになったのです。
ちなみに、コウキには一度失恋したときに話を聞いてもらい、思い切り涙流してスッキリさせてもらったことがありました。
マサヨシは、それぐらい深い付き合いができる友人と知り合うキッカケを作ってくれたということです。
私以外に呼ばれた人も、そこでマサヨシが連れてきた女子と仲良くなってそのまま彼氏彼女の関係になるなど、新たな人間関係を作る意味でメリットを受けていました。
特に花火大会イベントは10年近く続きましたが、リピーターも多かったです。
マサヨシの花火大会イベントの例を中心に紹介しましたが、それぐらい彼の企画力に感動した人は多くいました。
ADHDの旧友から学んだ頼りがいとは?
ここで唐突ですが、『頼りがい』と聞くとどういうイメージを思い浮かべるでしょうか?
☑男らしさ?
☑力の強さ?
☑メンタルの強さ?
どれも合ってるのですが、それらは頼りがいのほんの一部分なんです。
初めに出てきた”落ち着いていること”や”ポカミスが少ないこと”も、頼りがいの一部にすぎません。
しかし、マサヨシの行動(企画力)は頼りがいの核心的な部分を突いていて、それが、
📌相手に提供する力
なんです!
私の周りで彼の企画力に勝る人はおらず、
①個人なのに公式レベルで企画を実行するなど、恥ずかしいことを平気でやれて、その結果、
②楽しめる場を与えてあげたうえに、
③新たな人脈づくりのキッカケを与えていました。
周りに提供したものがたくさんあり、さらにその一つひとつが大きかったのです。
特に①のほうは人によってはドン引きするので、あまり積極的にやりたがらない人が多いでしょう。
私も自分が中心になって企画するとなると遠慮してしまいます。
だけど、マサヨシはそこをやれる力を持っているので、それだけでも他を足しぬいていました。
人によっては頼りがいをはき違えていて、悪ぶってやたら汚い言葉を使ったりオラオラ態度で接したり…
それだと周囲に提供する意味からはかけ離れてしまいますよね。。
マサヨシは初見だと頼りがいがあるようには思われませんでした。
でも、周りがヒクほどしっかり企画を行ってイベントを取り仕切る彼は堂々とした雰囲気をまとっていました。
落ち着きがない、ポカミスが多いというのは”頼りがい”という意味では確かにマイナスポイントになってしまいます。
だけど、頼りがいを決める要素は落ち着きやポカミスだけではありません。
今回はイベントをたくさん企画して人を集めてきたマサヨシの例を出して、頼りがいの真髄でもある提供力がどんなものか説明してきました。
📌周囲に提供できること。
それをしっかり与えることができれば、頼りがいの雰囲気が自然にわいてきます。
そしてそれは、ADHDの特性に関係しないものもたくさんあり、そういった部分で頼りがいを鍛えれば脱”頼りないADHD”になれるでしょう!
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