他人の誕生日会は疲れるし嫌い…ASDの私の苦いエピソード!
今回も、私(ASD、アスペルガー)のエピソードを紹介したいと思います。
テーマは同級生の誕生会。
小学4年生ぐらいの時、同級生の誕生会に呼ばれました。
そのとき、自分が主賓でもないのに全くあり得ないことをしでかし、他に呼ばれた同級生たちから集中砲火を浴びせられることになったのでした。
その一部始終をお話ししますので、今回も笑い話として気軽に読んで頂けたらと思います。
誕生日会に手ぶらで参加しブーイングの嵐!
誕生会の主賓は同じクラスの同級生。
実は、彼女の家は当時自宅から歩いて1分というご近所さんということもあって、保育園に入園する前からよくつるんでいました。
いわゆる幼なじみで、小学校以前から家の前で縄跳びやボール遊びをしたり、お互いの家へ遊びに行ったりするぐらいの付き合いでした。
小学校入学以降はだんだん男女を意識し始めたこともあって若干疎遠になったものの、彼女は気さくな性格だったので女子グループとつるむ傍らで私にもたまに絡んでくれる間柄はキープしていました。
そんな関係から、小学校4年のときに誕生会に呼ばれたのです。
そのとき、詳しくは忘れましたが、
『私の家で誕生会やるんだけど、来てくれる?』
というような誘われ方だったと思います。
誕生会ってみんなで食卓を囲んでワイワイ楽しくやっている雰囲気をイメージしていたので、当時の私にしてみれば『誕生会?楽しくなりそうだ!呼んでくれてありがとう!』と浮かれていたのを覚えています。
そして当日、『誕生会に行ってくる』ということを親に伝えてその子の家へ行くと、すでに呼ばれた他の同級生たちが来ていました。
席に招かれて会が始まるのを待っていると、
『杉間くん、何も持って来なかったの?』
と言われ、その時始めて皆が誕生日プレゼントを持ってきていることを知りました。
今となるとハッキリ思い出せませんが、誕生会に呼ばれたことを前もって親に話したとき、おそらく『誕生会って、何かプレゼント持っていかないといけないんじゃないの?』と聞かれたかも知れません。
ただ、もしそう言われてたとしても、
『何も言われてないし、大丈夫!』
と勝手に答えてたと思います。
それから呼ばれた人全員が揃い、周りを見渡すとやはり手ぶらだったのは私だけ。
『何も言われてなかったのに、なんで俺以外みんなプレゼント持ってきてるんだ?』
当時の自分には全然分かりませんでした。
『なんか、俺だけ詳しく教えられてなかったんかな…』
勝手にそう思い込んでだんだん居るのが疲れてきました。
途中断りも入れずに抜けて怒鳴り込みに来られる…
誕生会が始まって昼食とデザートをごちそうになったりゲームイベントも企画されていたと思いますが、それらに加わるたびに『杉間くんは何も持って来なかったくせに○○してる~』などと周りから言われ続けたのでだんだん嫌気がさしてきました。
『誕生会ってこんな雰囲気なんだ。もっと楽しめると思ってたのに…。』
自分は主賓ではないし、むしろ主賓をもてなさないといけない側だということを全くわきまえておらず、ただ楽しませてもらうことばかり考えていました。
そこで、自分が思っていたことと世間の常識の差を感じたのです。
さらに、会がちょっと落ち着くと皆で歓談していましたが、その内容が興味のない話ばかりで聞いてて辛かった記憶があります。
加えて、手ぶらで来たことをとがめられ続けてイヤになってたこともあり、トイレに立った時に魔がさしてそのまま玄関に向かい、靴を履いて帰ったのでした。
そのとき時間があったので、誕生日会を抜けた後はかねてからよくつるんでいた1歳年上のADHDの男友達のところへ行きました。
彼と遊んで門限が近づいてきたので家に帰り、しばらくすると誕生会に呼ばれていた同級生たちが一斉に私の家に来て、
『杉間くん!なんで勝手に帰ったりしたんだよ!?』
と怒鳴りこみに来られました。
それを聞いた父親が出てきて、私が途中で勝手に帰って別の友達の所へ行ったことを知り、親とあわせてその場で集中砲火を浴びることになったのです。
もちろん、その場では平謝り。
親もいた手前、同級生たちはあまりネチっこく絡まず言いたいことを言ったらすぐに帰っていきました。
それから後日、学校に行ったときはしつこくその時のことを言われ、さすがに低姿勢も続けられなかったので、
『もっと大事な友達の所に行ってたんだよ!!』
と言い放ちました。
その後どうなったかは覚えていません。
それが原因でイジメに遭うこともなく、冷たい態度を取られることもなく、不思議と平和でした。
以後、誕生日会が嫌いに…
そして、当然ですがそれ以来誕生会などに呼ばれることはなく、同級生とは学校ありきの付き合いになっていったのでした。
しかし、そうなるのは私にとってかえってありがたかったです。
別に同級生のことが嫌いとか憎いとかではなかったのですが、どうも波長が合わないというか、『何か違う』という感じで馴染めなかったのです。
だから、誕生会の日も正直場の雰囲気からして違和感があったこともあり、ADHD持ちの彼のところへ行くことで”お口直し”をした意味もありました。
このエピソードでお伝えしたかったことは、私が
【年齢相応の常識を知らない】
ということ。
誕生会に呼ばれたら、主賓のプレゼントを持って行くのは小学生の間でも常識になっていますし、『プレゼント持って来てね』と言ってしまうと厚かましさがにじみ出てしまうため、そこは暗黙の了解だったんです。
だけど、私はそれを知らなかった。
そして、年齢相応の常識を知らないのは今でも名残りがあるぐらいですし、それがアスペルガー(ASD)の特徴の一つなんです。
ASDの診断を受けたとき、この話を思い出してガッテンしました。
もし、同じような体験を持った方や共感してくださった方は、コメントや個別メッセージなどで絡んでくださると嬉しいです!
そして、共感してくださる方がいらっしゃれば、私のこういったエピソードもどんどん紹介していきますね。
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