高3の授業終講!嫌われて…ない?
数学Ⅱ(高2)→数学Ⅲ(高3)を担当して
はじめまして。うまなり@中高数学科と申します。よろしくお願いします。
2023年も残りわずかになりましたが、今年度担当している高3(数学Ⅲ)の授業が先週終講しました。
今年度の高3は、昨年度の高2のときから授業で2年間持ち上がった学年です。中堅中高一貫校にありがちな、やる気はあるけど学力的にはなかなか伸びない生徒が多く(偏差値で言うと50前後が多い)、高1終了時ではあまり期待されていない(失礼?)学年だったかと思います。ですが、彼女たちが目標に対してどう勉強すれば良いのか分からない、迷っている状態なのだろうとは思っていました。
それなりに高い目標を掲げている生徒が多いことは分かっていたので、「その目標に対してすべき学習のレベル感と必要な努力の量を意識して欲しい」ということで、高2の4月に授業を担当しはじめたときはかなり厳しい指摘をしたかなと思います(最初の小テスト後のキレ気味解説は未だに覚えています…)。
学年の生徒のカラーなのか自己主張する生徒が少ないので、つい先日まで、「嫌われてるんだろうな~」「数学にやたらと厳しいヤツと思われてるんだろうな~」と思っていましたが、来年1月の入試直前講座には思ったより受講者がいるので、それほど嫌われてはないのかもしれません。入試直前講座は2回しかないので、最後に伝えるべきことは伝えておこうと思います。
オリジナル教材の限界→noteはじめてみた
私は高校生の授業を担当するときは基本的にオリジナルの教材を作って授業をしています。教科書をベースに作成していて、高校数学の8割方の範囲のオリジナル教材が出来上がっています。今年度の高3(数学Ⅲ)は、今まで何回も改訂を加えてきたオリジナルテキストを使って授業をしました。
ただ、オリジナル教材には危うさもあって、「本当にその教材で、生徒を適切に伸ばすことができるのか」という振り返りをしないと、偏った導き方をしかねません。独りよがりな授業になるのは防ぎたいところです。また、すでにオリジナル教材が完成している単元だと、どうしても教え方がマンネリ化してきますね。よくないよくない…。
残念ながら、現在の勤務校ではオリジナルの教材を作って授業をしている教員がかなり少なく、教材について意見交換する空気もないので、自分の教材について客観的に振り返る機会があまりありません。この点は不満ですね…。今年度の高3(数学Ⅲ)の授業ではオリジナルテキストを使って授業をしていて、今までにはなかった違和感を感じ、「あれ、これでいいのかな?」と、少々不安なのです…。
ということで、普段の授業から感じる数学の授業や教材、教育全般についてつぶやく場所が欲しいなと思い、noteをはじめてみた、というわけです。たまには趣味についてもつぶやけたらいいな、と。
おまけですが、今年度の高3(数学Ⅲ)の授業テキストを添付します。お目汚しになるかもですが、お暇ならご覧くださいませ。
おしまい(うまなり@中高数学科)
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