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はじめの一歩

UMA/design farmを立ち上げて、17年になる。
信頼し合えるメンバーも増えて、協働するチームや仲間がたくさんいる。日々、助け合い、何かをつくり出せることに喜びやありがたさを感じている。その裏側で自分たちの関わるプロジェクトが一言で語れず、ホームページもうまく更新できないことに実は悶々としていたりもする。
その悶々としたものを抱えながら、忘れっぽく、あっけらかんともしているので、今日はもう寝よう。明日、やろう。そんな自分も悪くないと思ってきた。いや、悪くないはず。でも、自分たちが関わっているプロジェクトについて、色々な機会をいただいて話すこともあるけどもそれは一部の人にしか届かないし、残りにくいなぁと考えるようになった今日この頃。そこで、松倉早星くんがいつもNote書いているなぁと思い出して、自分も始めてみようと痛めた腰をあげてみた。さぁアカウントつくるぞ!と思ったら2年前の僕はアカウントをつくっていて、そのことも記憶にない。そんな頼りない自分の記憶を手繰り寄せて、UMA/design farmや自分の考えていることを改めて書いてみることに。ちゃんと書こうとすると筆が進まず長続きしない性格なので、日記的に書いていくのが良いかな? それだと頑張れるよね? と自分に言い聞かせる。そんな感じで軽い気持ちで始めたいと思います。

さて、さて、まずは、2017年から更新できていないホームページ(サイトを見るたびに更新できてなくてごめんなさいと心で呟きます)。コロナ禍にホームページをリニューアルするぞ! と萩原俊矢さんに相談してからも数年が経ち、このままじゃあかんなぁと自分を叱り、萩原さんとの壁打ちで生まれたアイデアをまずはプロトタイピングしてみようと考えて、仲村健太郎くんと小林加代子さんに相談し、β版サイトをつくることにした。もうすぐ公開できそうで、けんちゃんと小林さんには足を向けて寝られません。

UMA/design farmの現サイト とっても気に入っている

彼らに僕からお願いしたことは
①新しいプロジェクトをみせたい(そりゃそうだ)
②プロトタイピングやフィールドワークや実験が多いので残してみたい
③Instagramは頑張っているから、そこもみてもらいたい(そりゃそうだ)

の3つだったと記憶している。特に②に関しては萩原さんとの壁打ちから生まれたもので、いつもUMAでは、手を動かして身体を動かして、アイデアを掴みにいく。そのアイデアはかたちになることもならないことも、ワークショップになったりするものも忘れちゃうものもたくさん存在している。その掴もうとするものを自分たちのエフェメラ(ephemera)だと仮定し、残していきたいと考えている。エフェメラは長期の保存を目的としない印刷物などに使われる言葉だけど、このエフェメラ的なものが、UMAの空気を感じてもらうのには良いなぁと思うようになった。なんならこれがホームページのメインでも良いのかもと萩原さんに無茶を言っていた過去も。実験した写真やフィールドワークの様子をSNSなどに投稿していたけど、遥か遠くのタイムラインに流れていってしまう。この流れてしまうものを留めておく場所をつくることで、ニュースともワークスとも違うアーカイブスにしていきたいと息を巻いている。そもそもホームページにβ版とかいるのか? と思う人もいるけど、膨大なプロジェクトを整理するには、自分たちにこのステップが大事なのかもしれないと言い聞かせているので、完成したらみてやってください。

ひとまず、はじめの一歩。ということで。
今は小田原駅から新大阪に向かう新幹線に乗っていて、大雨が降り、新幹線が止まって、動き出しました。

ephemera
仲村健太郎くんと小林加代子さんに送った構成案


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