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うま美かーさん
2019年12月21日 09:09
おばあちゃんは、私の好物をいくつも奪った。横取りして、食べたわけではない。与えすぎるのだ。幼い頃小食で、食にほとんど興味がなかった私が「甘エビが好き。」などと一言でも口にすると、次の日には、甘エビがドーーーーンっと、大皿で食卓に並ぶ。好物にも、限度というものがある。いくら好きでも、限界というものがある。食べ物だけでなく、オマケのついたお菓子もそうだ。買い物につい
2019年12月23日 10:07
私とおばあちゃんの部屋は、階段を登り、踊り場を挟んで、右と左だった。小学校の頃は、一人で寝ていて寂しくなるとお隣のおばあちゃんの部屋の襖を開け、おばあちゃんの布団に潜り込み、「足が冷たいから眠れない。」と言っては、おばあちゃんの足の間に、自分の足を挟んでもらい、安心して眠りにつく。中学になると、一応、試験勉強なるものもあり、自分の部屋で勉強机に向かうものの、テレビ番組