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おばあちゃんっ子

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#真夜中の誘惑

『いい塩梅』

おばあちゃんは、私の好物をいくつも奪った。

横取りして、食べたわけではない。

与えすぎるのだ。

幼い頃小食で、食にほとんど興味がなかった私が

「甘エビが好き。」などと一言でも口にすると、

次の日には、甘エビがドーーーーンっと、大皿で食卓に並ぶ。

好物にも、限度というものがある。

いくら好きでも、限界というものがある。

食べ物だけでなく、オマケのついたお菓子もそうだ。

買い物につい

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共犯者 〜真夜中の誘惑〜

共犯者 〜真夜中の誘惑〜

私とおばあちゃんの部屋は、階段を登り、
踊り場を挟んで、右と左だった。

小学校の頃は、一人で寝ていて寂しくなると
お隣のおばあちゃんの部屋の襖を開け、
おばあちゃんの布団に潜り込み、

「足が冷たいから眠れない。」と言っては、

おばあちゃんの足の間に、
自分の足を挟んでもらい、
安心して眠りにつく。

中学になると、一応、試験勉強なるものもあり、
自分の部屋で勉強机に向かうものの、
テレビ番組

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