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万年筆のインクの出が悪い

僕は二本の万年筆を持っている(なんとなく2本ではなく、二本と書きたい)。
メインは、プラチナの#3776センチュリー
もう一本は、パイロットのkakuno

プラチナ#3776センチュリー

メインの#3776は、今年のはじめにインクの色を変えた。
セーラーの「夜長」。

が、その後、急に文字がかすれることが急増した。
書くのに一瞬間があると、インクが乾いてしまうような症状。
#3776はインクが乾きにくいことを売りにしているのに、どうしてかなと違和感を持ったまま使っていたが、ストレスが溜まるのでペン先を再洗浄し、去年使っていた「霜夜」に戻してみた。

すると不思議とすらすら書けるように戻った。
インクとの相性なのだろうか。

そもそもプラチナの万年筆にセーラーのインクなので、他社製品のマッチングになるのだが、そのへんも影響しているのかもしれない。
まあともかく万年筆自体の不具合でなくて良かった。

パイロットkakuno

一方kakunoは、万年筆に興味を持ちはじめたとき、「とりあえず」で買ったもの。
こちらは、買った当時から横線や斜め線にガリガリとかすれが生じていた。
角度を変えても、強めに書いても、インクを変えても何をしてもダメ。

ので、本来なら使えないので捨てても良かったのだが、kakunoのペン先の「顔」を見てしまうと捨てることができず、何となく所有し続けていた。
で、半年に1回くらい思い出したようにkakunoを引っ張り出してきて、試し書きをするのだが、まったく改善されない。

そうこうしているうちに、上記の#3776がスムーズに書けるようになったので、何となくkakunoも試してみたら、不思議なことにすっと書けた。
これまで3年以上何をやっても上手く書けなかったのに。
強いて言うなら、足元に置いてあるヒーターの近くに保管してたので、ペン先が温められたことで何か影響あったのかなと。

とにかく、僕の持ってる二本の万年筆のインクは復活したので、また心地よく文字を書いていこうと思う。

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