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う米めん生産者が選ぶ!小麦アレルギーと付き合いながらの子育てで苦労したこと3選

みなさん、こんにちは!
福島県天栄村で「う米めん」というグルテンフリーの米粉麺を製造している樽川千香子です!

以前の記事で、娘の食物アレルギーが発覚した時のことや私が経験した乳児アレルギーについて触れていきました。

娘の場合は複数の食物アレルギーを持っていることがわかりましたが、今回は特に三大アレルゲンの一つでもある「小麦アレルギー」で苦労したことについて、当時の思い出を振り返りながらお話ししようと思います!

1.先が見えない不安と戦い

当時は完全母乳で娘を育てていましたが、当然、私が食べたものが母乳となり娘の栄養となります。なので、母乳を経由して発疹という形で娘にアレルギー反応が出ていた訳ですが、これから離乳食も始まるという時でもあり、ますます不安が募るばかりでした。離乳食でも小麦製品を取り除かなければなりませんし、完全母乳なので私自身も食べ物に配慮していかなければなりません。アレルギーは命に関わるもの、しかもまだ言葉も発することができない乳幼児なので、十分に気をつけなければなりません。いつ治るのかもわからない、悪化することもあるアレルギーに日々が不安との戦いでした。

アレルギー児ちゃんを育てるママさん方、いかがでしょう?

子育てで社会との繋がりも薄くなり、ママたちにとっても孤立してしまいがちな時期。当時、同じ悩みを持つママたちとお話ができたらもう少し不安が和らいだのかな、と今となっては思ったりもしています。

2.育児をしながらの情報収集

私自身経験してこなかった食物アレルギー

初めての子育て、初めての離乳食、そして初めての食物アレルギーと、色々な初めてが重なったこともあって、色々な情報を収集しました。私自身も離乳食が始まる6ヶ月の頃には生活リズムも慣れてきたこともあって、育児の間に本を読んだりインターネットで調べたりして沢山の情報を得ることができるようになってきました。ただ、本やインターネットの情報のとおり実際に作ってみてもなかなか食べてくれず、栄養をとってもらいたい親心とは裏腹に進まない離乳食に悩む日々が続きました。なので、”乳幼児アレルギーは3歳までにはほぼ克服する”という前向きな情報を見るように心がけて、1人で思いつめすぎないようにするなど、自分自身の心の持ち方も気を付けるように工夫したことを(その時の母子手帳を見ながら)思い出します。

また、その経験の中で特に感じたお母さん達に知ってほしいことが一つあります。

インターネットは本以上にたくさんの情報を一度に得ることができる反面、匿名であったり個人ブログであったりと情報ソースが不明なものが混在している場合もあるので、誤った情報が出回っている可能性を忘れないでください。本来であれば気が付くような誤った情報も、慣れない寝不足や疲れが溜まっていると正しい判断ができないことがあります。

私自身も、食物アレルギーは命に関わることですから慎重に情報を得るように心がけていましたし、皆さんにも気を付けていただきたいと思います。

3.食品表示の読み方

「小麦」の場合、パンやうどん、パスタなど明らかに小麦を使用している食品は一目瞭然ですが、食品表示をしっかり確認しないと誤って与えてしまう食品も多いです。そのため、商品に記載されている食品表示の原材料欄を正しく読み取る必要があります。

例えば、小麦ではなく米粉を使用した米粉パン

「米粉パン」ですから、一見小麦を使用しておらず安心なようにも思えますよね。ですが、原材料欄をよく読んでみると添加物として「グルテン(小麦を含む)」と記載されているものがあったり、「製造工場では、小麦を含む製品を生産しています」といった表記がされています。

通常、食物アレルギーの原因物質であるアレルゲンは主に食べ物に含まれるタンパク質であり、例えば小麦アレルギーの場合は「グルテン」と呼ばれるタンパク質がアレルゲンと言われていますので、食品に含まれてはいないけれど製造工場内にある微量の小麦でもアレルギー反応が出てしまう場合があります。

こうした先入観であったり、「小麦」と記載されていないだけでグルテンが含まれていたり工場内で使用されていることがありますので、とにかく食品に記載されている食品表示の原材料名欄を見るようになりました。併せて、アレルギー物質の表示も義務づけられていますから、こちらも要チェックです。

最後に

今回は私の実体験に基づいた子育てにおける小麦アレルギーで苦労したことをご紹介しました。

小麦アレルギーに限らず、食物アレルギーのお子さんを持つママたちにとって、共感できる内容も多かったのではないでしょうか?

我が子の口の中に入るものですから慎重になるのは当然のこと。加工品であればあるほど、原材料には様々な食品や材料が使われています。。私の育った環境は、目の前で採れた野菜をそのまますぐ食べることが日常だったので、改めてその環境が恵まれていた事に気が付きました。

そのような苦労もあって、う米めん福島県産100%の米粉でんぷんのみにこだわり、当時の私に教えたいくらいシンプルで安心安全なグルテンフリーを目指して作っています。今も毎日、おいしい食べ方やどうすれば困っているママたちに安全を届けられるか、頭を悩ませている毎日です。

でも、そんな私の経験を通して、今後も子どもからおとなまで安心して食べられる食品づくりに取り組んで参ります!


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