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【思い出し旅行記】47分の…⑤猫の島~香川県佐柳島を訪ねて~

【思い出し旅行記】47分の…シリーズは、何も考えず文章を思い出すままに書きつけた旅行記です。おおよそ5~10年前の一人旅について記しています。
なので記憶も曖昧です。写真もほとんどありません。そして、検証をしていません。「きちんとした旅行記を届けよう!」という姿勢をイチ早くぶん投げていますので、情報や時間軸や日本語がおかしかったりします。たぶん、旅の参考にはなりません。それでも良い方はどうぞお進みください。

【思い出し旅行記】について

その時の私はとても疲れていました。「とにかく早急に自分の心のメンテナンスをしなければどうにかなってしまう」という心持ちだったので、取り急ぎ、旅に出ることにしました。行き先は、前から行きたいと思っていた香川県・佐柳島さなぎじまです。

関西からJRに乗って岡山を経由して香川県入りし、多度津たどつ駅まで行きました。

佐柳島には多度津港からフェリーに乗って行くほかなく、島へ向かうフェリーも1日に3本程度しか運行していませんでした。

とりあえず多度津駅前のセブンイレブンで食料を買い、地図アプリを見ながら多度津港を目指して歩いていきました。

多度津の町並みは(こんな言い回しをするのは申し訳ないのですが)「ひなびた漁師町」という印象でした。

多度津港のフェリー乗り場にて佐柳島までのフェリーの時刻を確認すると、次の便まで、かなり待ち時間がありました。

フェリーの待合室には、田舎の漁師(と思われる)ワイルドなおじさんが、煙草をふかしながらしかめっ面で新聞を読んでおりました。荒々しく煙草を灰皿に押しつけて消火したあと、新聞を枕にしてドサッと横になり昼寝をし始めたので(ここにはちょっと居られないな・・・)と思い、港の近くのうどん屋に行きました。

お腹は全然減っていませんでしたが、入店してしまったので、うどんを食べました。空腹時に食べればもっと感動したのかも、本場のうどん。

フェリーに乗り込むと、先ほどのおじさん以外にも島の住民と思われる方がいましたがそれでも10人はいなかったように思います。

佐柳島までの船旅は50分くらいだったかな・・・案外、時間がかかるなぁと思いました。

さて、私がなぜ佐柳島に向かったのか。

実はこの島、住民よりも猫の数が多いといわれている「猫の島」なのです。

皆さんは海をバックに堤防と堤防の間をぴょんと飛ぶ「飛び猫」の写真を見たことはありませんか?

これは私が撮影した飛びそうで飛ばないにゃんこ様

この飛び猫の撮影地として猫好き界隈で一躍有名になったのが佐柳島です。

ちょっと眠そうなにゃんこ様

少し歩いていくと、至るところに猫、猫、猫・・・!

兄弟かな?仲良しのにゃんこ様

徒歩で回れる小さい島なので、しばらく猫とともにお散歩しました。
猫の方からすすんで島を案内してくれます。

案内してくれたにゃんこ様

神社の茂みに子猫がたくさんいて、しゃがんで猫の頭を撫でようとすると、私のコートの中に1匹、また1匹と潜り込んできて、ゴロゴロと喉を鳴らし始めました。旅をしたのは12月上旬だったので寒かったのでしょうね。可愛かったなぁ。

神社にたくさんいた子にゃんこ様

その日は、島に唯一あるホステルに宿泊することにしていましたので、そちらに向かいました。ホステルの方に「猫がうろうろしてますが、衛生上、部屋に入れないようにしてくださいね。」と言われました。相部屋を予約していましたが、宿泊したのが日曜日ということもあり、貸し切り状態でラッキーでした。

ひいては返す波の音が心地よく、ぐっすりと眠ることが出来ました。

翌日は猫と一緒に散歩し島内を周遊したあとフェリーに乗って戻りました。

白黒のにゃんこ様
日光浴中のにゃんこ様
こちらに全く関心がないにゃんこ様

佐柳島は本当に「猫の島」で、娯楽施設などは全くありません。宿泊施設はホステルが1件のみで、アクセス方法もフェリーで行くしか方法はないようです。

冬になると、あのときコートに次々忍び込んできた猫ちゃんのゴロゴロ音を思い出して、今でも癒やされている私がいます。

帰り際に近寄ってきてくれたにゃんこ様

いつもの【思い出し旅行記】は自分で撮った写真が無いのですが、佐柳島を訪れたのは5年くらい前のことでしたので、スマホに写真が残っていました。トップ画像も私が撮影したものです。

飛び猫の写真はとれませんでしたが、いつでも自由気ままな猫ちゃんが大好きです。


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