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【思い出し旅行記】47分の…③遠くに行きたかったから~宮城・岩手・青森編

【思い出し旅行記】47分の…シリーズは、何も考えず文章を思い出すままに書きつけた旅行記です。おおよそ10年前の一人旅について記しています。
なので記憶も曖昧です。写真もほとんどありません。そして、検証をしていません。「きちんとした旅行記を届けよう!」という姿勢をイチ早くぶん投げていますので、情報や時間軸や日本語がおかしかったりします。たぶん、旅の参考にはなりません。それでも良い方はどうぞお進みください。

遠くに行きたいなぁと思って、東北に行ったことがあります。
私の居住地からも、ふるさとからも遠い遠い東北。

ずっと行ってみたいと思っていたので、1人で夏の終わりに東北をうろうろしたことがあります。(みんフォト様よりトップ画像をお借りしました。)

飛行機が苦手なので、関西から仙台まで夜行バスで向かいました。
朝方に仙台駅で顔を洗い、コンタクトを入れ、駅で朝食代わりの笹かまを買ってむしゃむしゃ食べて向かったのは一ノ関です。
岩手県にある平泉をどうしても見てみたかったのです。

在来線で一ノ関駅まで向かい、平泉行きのバスに乗りました(一ノ関→平泉駅までのJRのタイミングが悪かったので、路線バスにのったような記憶があります)。
毛越寺を散策し、そのあと中尊寺金色堂を訪れました。この中尊寺のインパクトは今でも覚えています。これはもう、まさに、はっと息をのむような美しさでした。もう1回見に行きたいなぁ。

そのあとは宿泊地の花巻へ向かいました。
翌日、花巻の宮沢賢治記念館と宮沢賢治童話村へと赴き、賢治の世界に浸りました。実際に足を運んでみて、岩手の方々が賢治の作品や世界観をものすごく愛してしていることが伝わってきました。

翌日は盛岡に移動し、青森行きの高速バスに乗りました。
今思えば、この時にもっと盛岡を楽しむべきでした。盛岡冷麺を食べただけで結構満足しちゃったので…。
作家のくどうれいんさんが暮らしている町でもあるので、もう一度行ってその良さを味わいたいです。その時はなんとなくですが盛岡は都市部(だと私は思ってる。新幹線停まるし)なので、また行けるだろうと思って駆け足で終わらせてしまったんですよねぇ。

高速バスで弘前まで行き、2泊しました。
真っ先に向かったのは『虹のマート』!弘前の台所です。
(公式サイトのリンク引用しました。↓ちゃんと飛べます)

るるぶで見たイガメンチ(イカメンチ?どちらが表記正しいのだろう、イカのメンチカツのこと)がすっごく美味しそうだったので夜ご飯に購入しました。海鮮丼とりんごジュースと一緒にいただきました。

実は結婚した後も、このとき食べたイガメンチの味が忘れられず、何度かレシピを検索して作ってみたことがあるのですが、弘前の夜に食べた本場のジューシーさには遠く及びません。もう1回、買いに行きたい!

翌日、観光案内所に弘前の見所を聞きに行くと「弘前城か、岩木山神社はどうでしょうか?」と言われました。ちょうど岩木山神社行きのバスが来るところだったのでバスに乗って岩木山神社にいき、帰りに弘前城によってホテルに帰ることにしました。弘前駅~岩木山神社まではたぶんバスで50分くらいだったかなぁ?

観光案内所の方が「昨日は岩木山神社までレンタサイクルで行って帰ってきた方がいらっしゃいましたよ。景色は綺麗ですけど、遠いので自転車はおすすめはしませんが…」と言っておられて「それはなんとも酔狂な方もおられますねぇ。」と言う会話をしたのですが、このあと自分がもっと酔狂なやつになるとは思ってもいませんでした。

行きはバスに乗って岩木山神社に無事参拝できたのですが帰りのバスが3時間後…でした。
で、ぼんやり座っているのも勿体なかったので、せっかくだし、ひとつ先のバス停まで歩こう、と思い歩き出しました。遠く向こうまでりんご畑が広がっていて、りんごが育つ地域に生まれなかった私にとって、その景色を眺めるのは新鮮で愉快でした。

道ばたで1個100円で売られているりんごを囓りながら、ぶらぶらとバスの路線沿いに歩きました。

私は昔から細切れの時間が苦手で、少しでも時間が空いてしまうとねじ込むようにして用事を入れてしまう性分なのですが、中でもこの旅が一番その性質を発揮したと思います。

次のバス停についてもその次のバス停についても、バスがくるまで時間があるなぁ・・・どうしようかなぁ・・・という状況を「1」しか出ない双六のように繰り返し、気づいたら弘前城まで歩いていました。

しかもその時はヒールつきのサンダルでした(若かった…)。弘前城を散策し、弘前駅前のホテルまでも、もちろん歩きました。もうここまで来たら!って感じよ。

今になって調べてみたら14キロも歩いてたんか。

翌日は青森まで行って美術館を見たり、金木までいって太宰治の生家を見たりしたのですが、青森県に行くなら、やっぱり弘前に連泊したいなぁと思っています。

歩きすぎてパンパンになったふくらはぎをホテルの狭い湯槽で温めたこと。
青空を背景にした赤いりんごの美しく健康的な鮮やかさ。
お腹が減って道の駅でだけきみ(とうもろこし)を食べたこと。
道の駅を徒歩で出発したのが私しかいなかったこと。
ガラケーで土地勘もないのによく弘前城まで徒歩で帰還したこと。

見切り発車で計画性がなく、だいたいの物事は目測で、そのくせ暇な時間が苦手な性格は、10年たった今でも変わりません。『雀百まで踊り忘れず』とは、よく言ったものです。

お土産にお金をかけれるほど余裕はなかったので買えませんでしたが、こぎん刺しのがま口や、津軽びいどろは、いつか手に入れたいなぁと思っています。(弘前城前のスターバックスにも行きたい…!)

先日弘前に行った知人からお土産をいただきました。
この記事を書きながら美味しくいただきました。

だからもう1回弘前には行く!次は歩かないように計画するけど!!

最終日は青森~仙台へ高速バスで戻り、最後に松島・瑞巌寺を見に行きました。瑞巌寺で天井画か壁画かを見たような気がするのですが、あまりに疲れていてベンチでリュックを枕にして、ちょっとウトウトしてしまいました。
松島の記憶はだいぶ薄いです。

長々と書いてしまいました。
次回は「思い出せない岐阜」編です!


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