ひとりになりたい~ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』12月前半の読書記録
先月、ミア・カンキマキ著の『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』を読み終わった。
その本の中で、著者がヴァージニア・ウルフの『自分ひとりの部屋』の一節からインスピレーションを得たことが書かれていたのが印象的だった。
その時からウルフのことが気になったので、今回初めて読むことにした。
1928年「女性と小説 」についてオックスフォードの女子カレッジで行われた、ウルフの二度の講演をもとに書かれたエッセイ(講演録?)である。
出版は翌年の1929年。
講演をもとにしたエッ