マガジンのカバー画像

【読書】読んだ本の記録

25
読んだ本の記録集です。楽しんで読んでもらえたら嬉しいです。
運営しているクリエイター

記事一覧

いま読むしかない三島~『春の雪』(豊饒の海)5月の読書記録

これまでの人生で、他の人に三島由紀夫の本をすすめられたことが3回あります。 最初の出会い…

43

連休の日記と読んだ本たち~GWの読書記録

読んだ本と日記です。どなたかの読書の参考になれば嬉しいです。 0503 ワールドトリガーの最…

もも(momo)
2週間前
41

光る君へファンに読んでもらいたい『NHKまんがで読む古典枕草子』~4月の読書記録

毎週、大河ドラマ『光る君へ』を楽しみに見ています。 第9話の「月夜の陰謀」では、花山院の…

もも(momo)
1か月前
24

サードプレイスを探す旅

13日土曜日。朝一で、くどうれいんさんの新刊『コーヒーにミルクを入れるような愛』を本屋に受…

もも(momo)
1か月前
65

短い感想たちと近況~3月後半の読書記録

3月後半、最近読んだ本のまとめです。 ちょっとバタついていて、簡単な感想でごめんなさい!ど…

もも(momo)
1か月前
31

エッセイも小説も~『そういうふうにできている』『それは誠』『第七官界彷徨』3月前…

3月前半に読んだ本を紹介します。 そういうふうにできている(著:さくらももこ)小学生か中…

もも(momo)
2か月前
62

エッセイストに憧れる~『エッセイストのように生きる』2月後半の読書記録

いつも更新を楽しみにしている方の日記に、気になる本の感想があがっていました。 はころく。さんの日記。 「エッセイストって名乗ってもいいですか?」というタイトルに、ぐっと心を掴まれたことと「ただひたすらに、誰かに読んでもらいたい。」という気持ちに、私も大きく頷きました。 紹介されていたのはこちらの本。松浦弥太郎さんの『エッセイストのように生きる』です。 実は私、この方の著書を読むのは初めてでした。 「エッセイストという生き方」とは、なにかになるための生き方ではなく、自分は

走れ、私!~『走ることについて語るときに僕の語ること』2月前半の読書記録

「走れ」と言われているので、ほとんど毎日走っています。 そう、かの有名な作家、村上春樹に…

もも(momo)
3か月前
44

愛とは~『飽きっぽいから、愛っぽい』1月後半の読書記録

作者名を伏せられた状態で読んでも「あぁ、これはこの人の文章だな」と思う人が何人かいます。…

もも(momo)
4か月前
54

一瞬のきらめき~『夜景座生まれ』『尾崎翠』1月前半の読書記録

私の読書記録アプリによると、2023年の年始も最果タヒさんの本を読んでいたらしい。その時に読…

もも(momo)
4か月前
38

食い道楽な君がスキ~『貧乏サヴァラン』年末年始に読んだ本

上流階級の人って、他人からどう見られているのかなんてまるで気にしないんだなぁ・・・と、妙な…

もも(momo)
4か月前
52

『幻』百年文庫39~12月後半の読書記録

2023年の締めくくりの読書記録が、こんなにセンシティブな本で良いのかと思う気持ちは正直ある…

もも(momo)
5か月前
40

ひとりになりたい~ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』12月前半の読書記録

先月、ミア・カンキマキ著の『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』を読み終わった。 …

もも(momo)
5か月前
37

「清少納言を求めて、フィンランドから京都へ」~11月後半の読書記録

ずっと読みたいと思っていた本をやっと読むことができました。 「清少納言を求めて、フィンランドから京都へ」はフィンランドで編集者として働いていたミア・カンキマキさんが、会社の休暇制度を使って「清少納言」の研究のために日本へ訪れた時のことを綴った、長編物語のようなドキュメンタリーエッセイです。500ページ近くあります。 フィンランドには「長期休暇制度」なるものがあり、一定期間同じ職場に勤務すると一年間の休暇を取得できるそうです。しかも、休暇の間は手当が支給され、会社は代用とし