マガジンのカバー画像

【読書】読んだ本の記録

26
読んだ本の記録集です。楽しんで読んでもらえたら嬉しいです。
運営しているクリエイター

#推薦図書

いま読むしかない三島~『春の雪』(豊饒の海)5月の読書記録

これまでの人生で、他の人に三島由紀夫の本をすすめられたことが3回あります。 最初の出会い…

もも(momo)
1か月前
56

光る君へファンに読んでもらいたい『NHKまんがで読む古典枕草子』~4月の読書記録

毎週、大河ドラマ『光る君へ』を楽しみに見ています。 第9話の「月夜の陰謀」では、花山院の…

もも(momo)
2か月前
25

エッセイも小説も~『そういうふうにできている』『それは誠』『第七官界彷徨』3月前…

3月前半に読んだ本を紹介します。 そういうふうにできている(著:さくらももこ)小学生か中…

もも(momo)
3か月前
62

エッセイストに憧れる~『エッセイストのように生きる』2月後半の読書記録

いつも更新を楽しみにしている方の日記に、気になる本の感想があがっていました。 はころく。…

もも(momo)
3か月前
83

走れ、私!~『走ることについて語るときに僕の語ること』2月前半の読書記録

「走れ」と言われているので、ほとんど毎日走っています。 そう、かの有名な作家、村上春樹に…

もも(momo)
4か月前
44

愛とは~『飽きっぽいから、愛っぽい』1月後半の読書記録

作者名を伏せられた状態で読んでも「あぁ、これはこの人の文章だな」と思う人が何人かいます。…

もも(momo)
5か月前
55

一瞬のきらめき~『夜景座生まれ』『尾崎翠』1月前半の読書記録

私の読書記録アプリによると、2023年の年始も最果タヒさんの本を読んでいたらしい。その時に読んでいたのは『神様の友達の友達の友達はぼく』というエッセイ集だった。年始の休みを利用して、おいしいと評判の喫茶店まで遠出し、そこでひとりで読んだ。ずっと行きたいと思っていたお店だったのでその時のことをよく覚えている。今回読んだのは、最果さんのエッセイではなく詩集「夜景座生まれ」だ。 詩を味わうことは、自分にとってはとらえどころがなくて正直難しいが、そんなに長い本ではないのでさらりと読

食い道楽な君がスキ~『貧乏サヴァラン』年末年始に読んだ本

上流階級の人って、他人からどう見られているのかなんてまるで気にしないんだなぁ・・・と、妙な…

もも(momo)
5か月前
52

『幻』百年文庫39~12月後半の読書記録

2023年の締めくくりの読書記録が、こんなにセンシティブな本で良いのかと思う気持ちは正直ある…

もも(momo)
5か月前
41

ひとりになりたい~ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』12月前半の読書記録

先月、ミア・カンキマキ著の『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』を読み終わった。 …

もも(momo)
6か月前
36

「清少納言を求めて、フィンランドから京都へ」~11月後半の読書記録

ずっと読みたいと思っていた本をやっと読むことができました。 「清少納言を求めて、フィンラ…

もも(momo)
6か月前
69

才能が羨ましい~「うたうおばけ」「常識のない喫茶店」「いかれた慕情」「書きたい生…

単行本を読んでいるので別に買わなくても良かったのだけれど、くどうれいんさんの「うたうおば…

もも(momo)
7か月前
45

秋風のように駆け足でいく~10月の読書記録

「私の話」「ケナリも花、サクラも花」(鷺沢 萠) 先月、鷺沢萠のことを記事に書いた。 書…

もも(momo)
8か月前
64

私、日記、私、の日々~9月後半の読書記録「月刊サギサワ」

鷺沢萠が好きだ。とっても好きだ! わたしが初めて読んだのは、角川文庫から出ている鷺沢の短編集「海の鳥・空の魚」。この中に収録されている「指」という短編を読みたくなって、図書館で借りてきたのが始まりである。 わたしの読書記録アプリには、この本からスタートして、間を空けずに鷺沢作品ばかり登録されている日々が記録されている。 とはいえ、鷺沢作品を読んだことの無い人が多数だと思うので、簡単な略歴を紹介したい。 受賞歴もすごい。あまりにも多いのですべてについて書けないが「駆ける少年