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東京〜大阪 はじめての自転車旅7(FINAL)

3/23 草津に別れを告げ走り始める
川を渡ったとき桜並木が目に入り自転車を降りて記念撮影してみた
思えば一人旅だし常にナビと雨雲との駆け引きのようなこの旅
なかなかこんな風に足を止めることも少なかったな

今年も桜の季節は静かに過ぎてゆくのかもしれない
それでも青空にピンク色を見上げると嬉しい気持ちになるし
どんなときだって桜は僕らの気持ちを明るくしてくれる
いつかまたワクワクしながらみんなで桜の花を楽しみたいな

最終日にふさわしい心地よいお天気
このまま終わってしまうことが寂しくなってきた
今日は滋賀〜京都〜大阪なのだけど
気がついたらすでに京都へ入っていた
川沿いは本当に綺麗で散歩する人も多くて
のどかな朝って雰囲気いっぱいだった

ただ思っていた京都の景色を堪能することなく気がついたら大阪の文字が
本当にここまで来れたんだなって気持ちと
もう終わっちゃうって気持ちが合わさったなんとも言えない気持ちだった

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ここからは川沿いに降りて降ってゆく
途中工事区間もあったりサイクリングコースなので自転車の人ともすれ違ったりしながら進み
お昼は枚方駅前で王将でとなった
なんかせっかくだもんもう少し旅気分を感じるところに
行きたかったような気もするけれど
まぁ京都王将ってことで
その間にお馴染み快活クラブで充電も済ませ1:30出発

関ヶ原で転んだせいかギアの感触に不具合を感じ枚方パークの脇を通る
東京で買った自転車屋さんの系列店があったので
ここでギアの感じがおかしいのをみてもらうことに
「数日前買ったばかりなんですけど、この前転んでぶつけてしまって
ギアがガチャガチャいうようになってしまって」
「そうですかみてみましょう、ほんとだ買ったばかり」
自転車のステッカーを確認するとわかるみたい
「東京から来たんですけど」っていうと
「ほんとだ!こんな小さい自転車で東京からきたんですか?」
「え〜何千キロなんですか?」

「あんな兄ちゃん何千キロいうたら日本は見出してまうで〜」
なんて言いたかったけど「あ550キロくらいですかね?」
普通の返ししかできなかった
ひょっとしてそれってボケだったのか?マジだったのか?
「ぶつかった衝撃でチェーンが締まってしまったのかもしれないですね」
「できる限りのことはしておきましたこの先も気をつけて!」

ありがたいことにサービスの範囲内でということで
また快調なフィーリングでこぎ出す
午後3時前駅前なのかな?少し賑やかな通りを走ると目の前に揺れる
”おはぎ”の旗
お彼岸だもんねおはぎ食べとこうかな?
ご先祖さまを敬うこともなくただアンコが食べたいだけの言い訳
アンコときなこの二つ入りのパックを買う
でも袋もなくどうしたら良いか迷ったので早速お店の前で
2個連続で食べちゃった
この旅は何度もあんこに助けられた旅
残り約10Km
今日はまだレイを編むお花に出会えていない焦りもあるけど
進んでみることに

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そこから約一時間でついちゃった
あっけない感じ
終わっちゃった
そしてゴール直前にスタッフから
来月のレッスンの花を決めて欲しいとの連絡が入り
一気に現実に引き戻されてのゴールとなった

ここまで自由に楽しまさせてもらえたことに感謝して
あとは片付けたら東京へ戻ることに
なんといっても明朝の市場にいかなければ

教室のエレベーターになんとか自転車を押し込んであがってみると
そこには大阪校の生徒さんたちのお出迎えがあった
みんな仕事で日中のゴールには立ち会えないけれどと
ゴールテープとティのレイそしてお疲れ様のメッセージが

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正直ドアが空いた時には笑ってしまったけど
みんなの気持ちは本当に嬉しかった
ありがとう
そしてここまで毎日コメントをくれた方や
出発時に色々とアドバイスをくれた方
みんなみんなありがとう

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始まる前は本当にゴールできるものか?
不安もあったけれど
どんな辛い上り坂もいつか頂上がやってくること
そして地道な一歩一歩の積み重ねってこと

思えば必ず成し遂げることができること
始めなければ得ることができない景色を見ることができました

またいつか機会があったらこの先も旅を続けてみたいなって

最後はあっけない終わり方になってしまいましたが
ここまで読んでくださってありがとうございました


最終日お花編めなくってごめんなさい72.6Kmでした

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東京へ戻る新幹線
あれだけいろんなことがあった1週間もあっという間に景色が過ぎてゆく
複雑な気持ちに
それでも五反田に戻ってきたら桜がまっていてくれた
また明日から生徒が待っててくれる日常に
がんばらなくちゃ

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