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ユネコン 2022.2.16 ROADSHOW

■スクリーン1:モンスターパニックムービーのすゝめ

スライド1

2006年公開 アメリカ映画 「スネーク・フライト」
配給: ムービーアイ
https://eiga.com/movie/1659/

ギャングによる殺人を目撃してしまった青年。
FBI捜査官である主人公は、重要な証人であるその青年を裁判で証言させるため、ロサンゼルス行きの飛行機に搭乗させる。
ギャングたちは証人の抹殺のため、飛行機の積み荷として大量の毒蛇を送り込む…

飛行機という密室で大量の毒蛇が襲ってくる映画で、「アナコンダ」シリーズのような捕食される恐怖とは異なる恐怖を味わうことが出来る。登場する毒蛇はサイズや種類は様々なのに加え、襲う方法も様々であるため、飽きずに視聴することが出来る。

また、シンプルなコンセプトでありながら、飛行機の故障や地上での犯人捜査など、視聴者を飽きさせない展開が随所に存在するため、パニック映画として理想的な構成となっている。
最高のB級パニック映画として仕上がっているので、気になった方は是非視聴してほしい。

主役を演じるのは「スター・ウォーズ」シリーズの「メイス・ウィンドゥ」を演じた名優「サミュエル・L・ジャクソン」で、迫りくる毒蛇の大群と勇敢に戦う迫真の演技が魅力だ。
スター・ウォーズとはまた異なる魅力的なキャラクターを熱演しているので、是非チェックしてみてほしい。

■スクリーン2:ホラーゲームからの移植系映画 探索

スライド3

2006年公開 アメリカ/フランス/
カナダ/日本 合作映画
「サイレントヒル」 配給:松竹
https://eiga.com/movie/1654/

娘が悪夢にうなされて叫ぶ「サイレントヒル」という奇妙な言葉。
母親はアメリカ・ウエストバージニア州にサイレントヒルという街があることを知り、娘と共にそこを訪れる。
しかし、深い霧に覆われているその街はすでに廃墟と化していた…

1999年に第一作が発売されて以降、シリーズ化されたゲーム「サイレントヒル」を原作とした映画で、ゲーム内でも特徴的であった、霧に覆われた「表の世界」と血と錆で埋め尽くされた「裏の世界」が、しっかりと再現されている。
特に「表の世界」は「ミスト」を彷彿させるような雰囲気で、いつどこからクリーチャーが襲ってくるかわからない緊張感は負けずとも劣らない。

登場するクリーチャーも映画化によりリアルさが増し、さらにグロテスクかつショッキングな外見に進化を遂げている。加えて、サイレントヒルの顔ともいえるクリーチャーである「レッドピラミッド」も登場しており、本ゲームのファンにも納得の作品となっている。

ストーリーに関しても、クリーチャーの外見に劣らずショッキングな描写が続くので、観る方は心の準備をしておこう。
続編の「サイレントヒル: リベレーション3D」も製作されており、本作を気に入った方は是非視聴してほしい。

■スクリーン3:動物 × 人間 Heartwarming Films 特集

スライド5

2006年公開 アメリカ映画
「シャーロットのおくりもの」 配給:UIP
https://eiga.com/movie/33778/

農場に11匹の子豚が生まれるが、体が弱い1匹は処分されることになる。
だが農場の娘はその子豚を引き取り、ウィルバーと名付けて育てることとなった。納屋の一角で、ほかの動物と暮らすウィルバーだったが、話を聞くにつれて自分がいずれクリスマス用のハムとして、食卓に乗る運命にあることを知ってしまう。
脅えるウィルバーを、納屋に住むクモのシャーロットが励ますが…

平凡な田舎町を舞台に、農場の娘と子豚とクモの愛と友情の物語を描いた映画で、E・B・ホワイトのファンタジー小説「シャーロットのおくりもの」を原作としている。
同氏原作の「スチュアート・リトル」よりも、やや穏やかで映画の雰囲気は「ベイブ」シリーズに似ている印象だ。各シーンでは、「ベイブ」シリーズでもあった、動物たちが賑やかに会話する様子が見られる。

クモのシャーロットは全編通してCGを利用して撮影されているが、そのあまりのクオリティの高さのため、初めて見たときは不気味さと気持ち悪さが際立っていた。しかし、物語が進むにつれどんどんシャーロットのことが好きになっていく。
クモが苦手な人も、少し苦手意識が少なくなると思うので、是非クモ嫌いな人も観てほしい。ちなみにシャーロットの声優は「ジュリア・ロバーツ」で、落ち着いた声がキャラクターにぴったりはまっており、シャーロットの好感度に大きく寄与していると感じる。

主演は「アイ・アム・サム」「マイ・ボディガード」で、強烈な印象を残した「ダコタ・ファニング」で、紹介した2作同様に純粋で無邪気な演技が素晴らしく、本作の雰囲気にフィットしている。


※次回からは、新カテゴリーをスタートします!



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