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【パレット上の戦火】 第28話


巨大生物兵器紹介
「大海蛇《シーサーペント》」【SEA SERPENT】


■兵器名:大海蛇 《シーサーペント》

■誕生理由:
ヴァーリアントは、海中/海上戦タイプの巨大生物兵器を創り出すため、地下へ通じる大穴のあるオーストラリアの近海で、古くから世界中の海を騒がせているシーサーペントを見つけ出し、巨大生物兵器として利用した。

■身体的特徴:
巨大な海蛇や龍のようなビジュアルで、海を制する完全水中/水上タイプ。長い体の各所には大小の様々なヒレがついている。大きく振ると津波を引き起こすほどの強靭な尻尾を持ち、鋭い歯が生えている大顎は、岩を噛み砕くほどのパワーがある。
水中での移動スピードは決して速くなく、ゆっくりとまるで重厚な戦艦のように突き進む。

■兵器内容:
体の上部(前方)と下部(後方)に分かれて、2対(計4機)のフルオートの独立浮遊攻撃兵器を装備している。ヴァーリアント独自のシステムで稼働していて、対象を認識すると高密度で矢のようなビームを放てる。対象が海中にいても、空中から特殊なセンサーでロックオンできる。
また、顔の周りを覆うように、特別な装甲がついていて、その先端にエネルギーを集中して貯め、一撃必殺のエネルギービーム砲を放つことができる。

■攻撃方法:
4機のフルオート独立浮遊攻撃兵器からの高密度ビーム、顔周りの装甲にエネルギーを集中させて放つ超強力なエネルギービーム砲、などのエネルギー系銃火器の攻撃に加え、巨大な尻尾を振っての津波攻撃や、鋭い歯の生えた強靭な大顎での噛みつき、大量に口から吸い上げた海水を超高圧で吐き出すなど、海上/海中戦において最強の攻撃力を持っている。

■弱点:
他の巨大生物兵器と同様で、喉元の奥に赤い「コア」があり、それを破壊することで倒すことができるが、頭部周りは攻撃と防御を兼ね揃えた装甲で守られていて、露出はされておらず、破壊どころか到達するのさえ困難を極める。

■利用されたUMA:「シーサーペント」
海やその他水辺で目撃される、細長く巨大な体を持つUMAの総称で、特定の生物を指すものではない。目撃例は中世以降多数存在し、近代にかけて作成された世界地図の海洋を示す部分にはシーサーペントの絵が記されていることが多い。
特徴は、爬虫類的に描かれることが多いが、通常の爬虫類と違って身体を左右にくねらせるのではなく、哺乳類のように上下にくねらせて泳ぐ。そのため長い胴体がいくつものコブや弧として海面上に姿を現す。1964年12月12日にオーストラリア北東部クイーンズランド州マッカイ沖で、フランス人のロベール・セレック氏が撮影したUMAの歴史上、伝説の写真といわれる立ち位置の写真がある。


文:UMA CREW PROJECT
イラスト:蔦峰トモリ



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