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精神薬漬けから完全復活までの道のり的なやつ❤️⑨ナルコノンて何?その3ーオブジェクティブ

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初めましての方に。

ナルコノンというのは、世界21カ国、49施設存在する「代替薬物を使用せず薬物離脱を行う施設」です。

ナルコノン(Narconon)はno narcotics(麻薬なし)を意味し、ナルコノン・リハビリテーション・プログラムは、薬物やアルコールの中毒に終止符を打ち、生産的で薬物のない人生を送ることを望む誰もが利用できます。

約3ヶ月で80%の方々が、代替薬物を使用せず、薬物を身体から完全に排出し、コミュニケーションの技術を習得し、人生の技能を学んで、自分を取り戻して卒業することができる施設です。

詳しくはナルコノンHPをご覧いただいて、ここでは主に私がナルコノン・ヨーロッパで体験したこと、感じたことを書いていきたいと思います👍

デトックス・プログラムでどエライ体験をした後は、【オブジェクティブ】に進みます。

2019年末にデトックス・プログラムが終了したので、2020年年明けてすぐですね。

薬物は人の意識を鈍くするため、その人の周囲の環境とのコミュニケーションはうまくいかなくなります。

オブジェクティブは、生徒を他の人や現在の環境とコミュニケーションできるよう手助けし、薬物使用と関連した動揺するような記憶から生徒の注意を外向させ主観的ではなくより客観的なより広い視点を持てるようにするプログラムです。

上のテキストを使います✨

ナルコノン・ヨーロッパでも日本語のテキストで勉強できますよ。

ただし質問は英語ですw

何と、私はこの時期に日本人通訳が1ヶ月間居ないっ!という地獄期間に突入しており😂😂😂😂

ポケトークとスタッフのiPhoneのGoogle翻訳、電子辞書を駆使して、

とにかく伝えて伝えて伝えて伝える伝え切る!!!!

ということを必死のパッチでやっておりました😂😂😂

そのおかげで、あるイタリア人スタッフに「umacoはどうしてそんなに英語は話せるの?」と聞かれ「私全然話せないよ?」というと「意図がドーッンと伝わる」「シンプルワードで話すから伝わる!」と言われましてね✨

英語は拙くても「意図はめちゃくちゃ伝えることができる」ようになりました😂
これが実はこのプログラム中にめっちゃくちゃ役に立ちました❣️

つまり言葉と意図は違うということです✨

オブジェクティブとは「内面の思考や感覚ではなく、物体と外部にある物に関する」という意味です。これは注意を自分自身から離して、その注意を外部へ、外の環境へ向けるのを助ける手順で、その人を過去から連れ出し、現時点へと連れてきます。

このプログラムは他の生徒とツインになって行います。まずTRと呼ばれるトレーニングを行い、コミュケーション能力を高めます。

そしてオブジェクティブをツインと一緒に行っていきます。

1人が指示を出し、もう1人がその指示に従って行動する、といった感じです。

それを交互に行っていきます。

イメージはこんな感じ↓

リハビリを通して別の人を助けるということも、プログラムの大切なステップです

ドリル中には色んなことが起こります。

突然気分が悪くなったり、イライラしたり、眠くなったり、身体のどこかが痛くなったり。。。

このような反応が起こるということは、オブジェクティブが効果を発揮している証拠✨

これらの反応をツインが通り抜けられるように助けることが重要❣️

スタッフから、このオブジェクティブを通してツインを助けていくうちに、今まで薬物漬けだったある生徒が「自分も人を助けることができるんだ!」と自信を取り戻し、その生徒はのちにヨーロッパでいくつものナルコノン施設を立ち上げた、と聞きました。

凄い😭感動😭😭😭

人間の可能性は無限です👍

私このオブジェクティブで様々な能力を取り戻しました。

現実に直面する能力

それに対処する能力

自分や他の人や物をコントロールする能力

それらは薬物の影響下にいる間は完全に忘れていたものだったとわかりました。

私はそれらを全て取り戻し、自分の環境を自分で整えていくことができると確信しました。

私は2014年に12年半飲んでいた向精神薬を全て断薬した時に、服薬中に全く使い物にならなくなってしまった自分の能力を完全に取り戻したと思っていたんですよね。

でも、実際は違った。

身体に残留している薬物の影響により、「今」「ここ」つまり現時点にいるということが本当に難しいかったんだとわかりました。

過去の記憶、それから来るイライラ、落ち込み、気分の切り替えの遅さ、それから来る体調不良。。。

問題は「自分が未だ過去にいる」ということ。これでは現時点で起きている問題に直面もできなければ対処もできない。
そしてこれは薬物中毒者に限ったことではなく、社会には「現時点」にいない人がホントに多い❣️

なぜかいつも機嫌が悪い人、なぜかいつも体調悪い人、なぜか事故や怪我をよくする人、なぜかいつも話が噛み合わない人。。。

一体どこにいるんですか?ってことですw

社会復帰して、色んな活動もし、一見完全に回復したように思っていたけれど、「完全」ではなかったです。

このプログラムで、私は「完全に現時点にいる」ということができるようになりました✨

「現時点」は脅威でもなく、居場所がないわけでもなかった。

「現時点」は素晴らしいところでした

つづく。。。


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