シンフォニック=レイン 感想
前々から気になっていた作品!
雨が降り続く街、ピオーヴァが舞台の本作。
雨が降りやすい梅雨の時期にプレイさせていただきました(╹◡╹)
美しくもあり…、
儚くもあり…、
残酷でもあり…、
なんだかすごく素敵な雰囲気のゲームで、感想も詩的に書かないといけないような気持ちにさせられちゃうのですが、
そういった語彙力はないので普通の感想になります(^_^;)
とってもとっても好きなお話で、読後感は胸がいっぱいになったのでぜひ(!)多くの方にやっていただきたいのだけれど
ネタバレ見るのはほんとダメなやつ!
なので、ネタバレなしとありの感想を分けます。
「まだやってないけど気になってる!」
という方は、読むのはネタバレなし感想までにしておいてください。
(物語の大事な部分を言わないことを重きに置くので、少量のネタバレは含まれます)
★ネタバレなし感想★
主人公は「フォルテール」という楽器の演奏者であり、音楽科の学生さん。
その学校の卒業公演として声楽科の生徒とペアを組んで演奏会に出ることになる。
ペアの子(ヒロイン)と演奏会に出るために1〜2ヶ月の間、濃い時間を過ごしていき………。
という内容(ざっくり)。
ヒロイン(3人)のルートによってペアの子がわかれるだけなので、
話の流れが固定化されてるのはわかりやすくていい感じでした!
▶︎学園での生活
↓
▶︎卒業公演が迫る
↓
▶︎ヒロインとペアを組む
↓
▶︎一緒に練習頑張る
↓
▶︎どんどん惹かれあっていく
↓
▶︎卒業公演
↓
▶︎エンディング
この中にも紆余曲折あったり、
3人のヒロインのエンディング後は別視点のルートがあったり、
むしろそこの部分が肝心だったりもするんだけれど、だいたいはそんな感じ。
☆音ゲー要素☆
卒業公演で披露する(各ヒロイン1曲)ために、
物語の中で何度も練習として、主人公が楽器を弾いてヒロインが歌うシーンがあります。
そこが強制的に音ゲーパートになるんですが、
個人的には音ゲー苦手でも難易度をハードにして挑むことをオススメします。
結構難しいけれどほんとに何度も同じ曲を練習する(させられる)ので、自然と手が追いつくようになりますし、
何より卒業公演での『本番感』がえげつなくて手汗がすごかった…!
あんなに没入感のある音ゲーを体験させてくれるとは思わなかったので、これはぜひぜひ体験してほしい…!
それぞれのヒロインに、
それぞれの想いを乗せた歌があって、
それを主人公と一緒になって作り上げた経験はかけがえのないものになりました。
★ネタバレあり感想★
ということでヒロインごとに軽くまとめた程度だけれど、
ここからがネタバレありのお話になります٩꒰⍢ ꒱۶⁼³₌₃ ⚠️
☆リセ☆
大人しくて、引っ込み思案な性格の女の子。
そして家庭環境もまあまあ酷い。
にも関わらずリセのつくる歌が希望に溢れててめちゃくちゃ良い…(/ _ ; )
歌はいっちばん好きかも。
エピローグではリセの心をへし折った親父に怒りくるったけど、最後にリセが口ずさんだ歌詞に少しだけ明るい未来を感じちゃって、感情がぐちゃぐちゃになりました。
☆ファル☆
成績優秀で、誰にでも優しく、お淑やかな元生徒会長。
だけど誰よりも夢に貪欲で、自分の目標を叶えるためだったら何でもするような子。
恐ろしい女の子だよまったく……。
そんな二面性が魅力的ではあるけれど、
才能ある主人公が自分を持たない未熟な青年だったからこそ、勝ち取った未来だったのかなとも思う。
アーシノとの関係性が謎だったから、アーシノ視点のエピソードも欲しかったな。
☆トルタ☆
めっちゃ良い子(╹◡╹)
主人公視点でのトルタルート→トルタ視点のトルタルート
の流れが完璧すぎた!
冷静に考えたらトルタのやってることって結構残酷でまあまあ悪い女なんだけど、
主人公視点でトルタに感情移入しちゃってるから、
街中でパンを食べる何気ないシーンで主人公が言った
「頑張ってきたんだね」
のセリフに私のほうがウルッときてしまう始末。
トルタには幸せになってほしい。
双子入れ替わりトリック(?)は色んな所で見かけるから、そうだろうなとは思っていたけど、
雨が降ってる理由が精神疾患から来てるのはビックリ!
トルタ以外のルートではトルタとヒロインが2人きりで話しにいくシーンがあったけど、
そういうことを共有していたんだろうなぁ…。
☆フォーニ☆
主人公にしか見えない音の妖精。
かわいい。
気がつくの遅かったかもだけど、
さすがにトルタルートを終えた頃には、
フォーニ=アリエッタなんだと気づきました。
フォーニ(アリエッタ)のルートでは収まるところに収まったのかな、感はあったけど
私はアリエッタよりフォーニに感情移入しちゃってたので、フォーニがいなくなっちゃったのはちょっぴり寂しい(´-`)
あと欲を言えば
「fay」も好きなんだけど、
それよりも「I'm always close to you」が大好きすぎたからこれも作中でフォーニとたくさん演奏したかったなって(╹◡╹)
☆クリス☆
事故の後遺症で精神疾患を患ってしまった主人公。
全体的に未熟な部分が多く、
自分の意見を持たない(持てない)・将来の目標を持たない(持てない)ような青年。
私は芯を持った強い主人公が好みなので、
やり始めた最初の方はこのゲームが合うかどうか不安になってたっけ(^_^;)
でもプレイしていくうちに、
この主人公だからこその物語・世界観に魅入られていて、
後半は夢中でプレイしていました。
クリスの頑張りには感謝しかありません。
最高の没入感と読後感でした。
素敵な体験をさせてくれてありがとう。
ついつい長くなってしまいました。
雨の日は陰鬱な気分になりがちだったけど、
これからは雨の日にはシンフォニック=レインを思い出しちゃうんだろうな。
これを書いてるのは夜中。
明日もあいにくの雨予報。
クリスみたいに私も頑張ってみようかな。
おわり
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