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しそうをはぐくむ

病と向き合うにあたって、思想はとても大切です。思い込みに似ているようで、少しちがいます。思い込みはときとして、自分を見失わせます。一方、 たしかな思想は自分を静かに見つめ、語ることを可能にしてくれます。その心は一貫しています。思想とは自分の奥を、心で静かに見つめるためのものです。また、自他を受け入れるものです。

自分が変わる過程で自分らしい思想が、自然と生まれ、育まれていくでしょう。思想の始まりは自分の体験です。なぜなら、体験からのメッセージが体系化されて思想となるからです。

つまり、病からのメッセージが体系化されたものも当事者の思想のもとになりうるのです。体験にどんな意味を与えてゆくかで思想が決まるでしょう。

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