「かおらちゃんとかおりちゃんと」「ルルねこちゃん」について

こんにちは。ゆりりうすです。
復刊希望に、この2冊が入っていて、すごく悩みます。
母が描いた「いやだいやだ」「あーんあーん」のシリーズがあります。
皆さんが、よく知っている絵本達です。
その少し大きい子版に、当時偕成社からだした
「おおきくなりたいシリーズ」というのがあって、4冊セットで売っていました。中身のタイトルは
「ライオンちゃん」
「おおきくなりたい」
「かおらちゃんとかおりちゃんと」
「ルルねこちゃん」
初めの2冊、「ライオンちゃん」「おおきくなりたい」は良いのです。
私も好きな作品です。
問題なのは、あと2冊の「かおらちゃんとかおりちゃんと」「ルルねこちゃん」でして。
主人公は、全てルルちゃんです。
つまり私ですね。
私があとの2冊を復刊するのに、躊躇してしまうのは、内容が辛いからなんです。
「ライオンちゃん」
本当の話も入っていて、嬉しかった。
「おおきくなりたい」
当時、本当にこんな気持ちでした。
「かおらちゃんとかおりちゃんと」
これは、私なの?
「ルルねこちゃん」
泣きました。
これが、大好きだと言ってもらえるのは、本当にありがたいことです。
でも、出版された頃の私は笑えませんでした。
これに、モデルの娘がいて、これを渡された時の気持ちをちょっと想像してみてください。
もう、物心ついた時から、私は厳しく描かれて、ハッピーエンドではなくて、こんなの本当の娘に描かない、と思われるのか架空の人物として、とらえられ、でも、ねないこだれだまでは、なんとか慣れましたが、この2冊は辛いです。
正直、絶版になった時、ホッとしました。
なので、母の展覧会が日本中を1年間かけてまわっていた中に、この作品が入っているのを知りませんでした。
私は展覧会には行っていなかったので。
すみません。親不孝です。
しかし、これは困ったな。
リクエストが多いのか-。
迷います。悩みます。
そうですね。
いつか、出したいと思います。
本当は、私が死んでから、と言いたいところですが(笑)そこまで伸ばしません。
そのうちいつか、「かおらちゃんとかおりちゃんと」「ルルねこちゃん」を出しましょう。
私はもう小さなルルちゃんではありませんので。
それまで、待ってもらえますか?
今日は、ゆりりうすなんだけど、ルルちゃん感が強くなりました。
本当にもう少し待ってください。

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