ヤンキー考④~女子編~

こんにちは。ゆりりうすです。
いやー、今年の都立の受験は熾烈を極めました。
今、彼女は戦いを終えて、しばしの休息をとっているところですが、彼女が孫の中で1番母に似ているということが判明しました。
ゆりりうすは、今度のことで言いたいことが山ほどある。
しかし、娘に固く箝口令をしかれているので、今は言えない。
いずれ、言える時が来たら言いますね。
あと、まだ受験という戦いを続けている皆さん、あるいは今年は諦めた皆さんもどうぞ気を落とさずにやりましょう。
冷静に考えて、ふと、我に帰って下さい。
この国の文部科学省のトップがあれで、この国のトップがあれなので、間違えても世をはかなむことの無いようにね。
もったいないです。
さて、お約束の「ヤンキー考④~女子編~」です。
ゆりりうすは、確か大学1年の時に◯っぺから中学時代の写真を見せてもらったことがあります。
それを見て驚きました!
まず、◯っぺの格好が本物のヤンキーで、首までの長いコートに眉毛が無くてパーマをかけて茶髪で、マスクをしておりました。
そして、背景を見て「ここどこ?」と思ったんです。何かクルーザーの上に見えるけど、14歳のヤンキー娘が何でクルーザーに乗っているのかも、よく分かりません。誰かを沈めた後とか?
すごく悪かったのは分かる。
これを踏まえて、今日の話です。
ある日、部室に朝から青い顔でやって来た◯っぺは、とても具合が悪そうでした。
ゆりりうすは、顔色を見て驚き、
「どうしたの?」と聞くと、ビックリする答えが帰って来たのです。
ここからは、彼女の話です。
何でも、夜に家に電話があり、出てみると、ワンワンうるさい音がする中で男の声で「お前の後輩が族(暴走族)を抜けるって言うから、抜ける為のヤキを入れた。今、血だらけで転がっているから、お前が引き取りに来い!」
そういう内容だったそうで、そんな時、◯っぺは放っておけるタチではない。
静かに、日本刀を片手に…これは嘘です。これじゃ、まるで東映ヤクザ映画の高倉健さんですもんね。そうではない。それどころか、丸腰で指定された場所にタクシーで乗り付け、運転手さんに待っていて下さい、と言い残し、暴走族の中に入って行ったそうです。
ある意味、高倉健よりすごいです。
見ると、後輩が倒れていて、「◯っぺ先輩ごめん…」と言うのを、「いいから!」と言って、引き上げようとしたら、族の何人かに、「お前がこいつの責任者なんだよな!」とお腹にケリを何発も入れられたのだとか。
それをも堪えて、◯っぺは後輩に肩を貸しながら、タクシーにたどり着くと、タクシーの運転手さんは血だらけの女の子を見て「いやいや、お客さん…いくら何でも血だらけじゃ…」と断られそうになったのを、頼み込んで連れて帰ったのです。
ゆりりうすは、たまげました。
いや、映画や大映ドラマか、あるいはまるで、紡木たくさんの「ホットロード」の世界ですよ!
本当かい?なんだそれは!
でも本当らしく、その日◯っぺは何度も途中で席を立ってはトイレで吐いていた。
場所をファミレスに変えても、「だいぶ平気になった。」と言いながらも、30分に1回は吐きに行っていた。
折しも、この日、私が当時付き合っていた人も二日酔いで、2人して交互にトイレに吐きに行くので、何か大変なことになっていました。
まあでも、私の付き合っていた人は二日酔いなので自業自得ですが、◯っぺの方はそうじゃありません。
私が「医者に行った方が良くない?」と聞いたら、
「大丈夫、私は大したこと無いから。でも、後輩の方が心配だよ。こういう時、理由が理由だから、なかなか医者は難しいんだよね。」
という話を聞き、私の全く知らない世界の大変な一面を見せてもらった気がしました。
後輩の女の子も◯っぺに迎えに来てもらって、本当にホッとしたのでしょうね。
そんな風に、普段私とふざけて遊んでばかりいる◯っぺが、凄まじい世界を知っていて、でもたった1人で後輩を助けに行ったことは、私にはとても忘れられない話になりました。
そして彼女はその事をほとんどの人に言っていないと思う。
本当に、本当に◯っぺは、そういう奴なんです。
私が初めて嫌いじゃない、いや、むしろ大好きだな、と思ったヤンキーが◯っぺです。
その次の日からまた日常が戻ったけれど、私にとって◯っぺはますます離れがたい友達になりました。
どうですか?今日の話は。
次回で最後にしたいけど(何しろ「不適切にもほどがある」に合わせて書いているので)、ネタは沢山あるんだよなあ。
もし、皆さんが「もっとー」と思うなら、まだまだ書けるけど、一応次回が最後です。
どうぞお楽しみに!

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