ひとくちチョコレートで思う事
こんにちは。ゆりりうすです。
本日は、雨が降ったり止んだりの落ち着かない天気ですね。
でも、少ーしずつ秋に近づいています。嬉しいなあ。ファッションは、断然秋から面白くなります。
ゆりりうすは、数日前に「マウント少女」に絡まれてしまいました。
あるお店の帽子が可愛いかったので(すごいプチプラですが)、ネット通販で買おうと思っていたのだけれど、私が欲しい色はすでにSOLD OUT。仕方ない、とわざわざ新宿にあるお店に行きました。
そしたら、その帽子というのはコラボ商品だったらしく、しかも初日だったらしく、すぐにお店に入れず、ズラーと並んでいる列に並ぶことになりました。整理券まで配られました。うん、あんまりこういうのやったことない。
その上、この日が初日とか知らなかった。並ぶの得意ではないので、暇だから本を読んでいました。前に2人少女がいて、みんな黙って並んでいる中、少女達は「キャッキャ」と大声で話していました。それは全然構いません。
みんな、待っている間、近くの商品を触って色々物色していたところ、急に私に聞こえるように「何、この人凄くない?」と少女①が言い出しました。少女②は商品に夢中らしく、何の反応もしていませんでしたが、少女①は明らかに私のことを言っていました。そうだと分かったのは、彼女がクルリと振り向いて、私を凝視するわけです。「この格好のせいかな?」私はそう思いましたが(何せ、その日は華ロリ『中華ロリータ』で決めていました)、何もこちらは変なことをしているわけではなく、好きな服を着ているだけです。私の自由です。
「♪好きな服を着てる~だ~け、悪~るいことしてないよ~♪」(by プリンセスプリンセス)
この手の人は相手にせずに無視するに限ります。涼しい顔をして他の服なぞを物色していました。
ゆりりうすだってね、この間の旦那みたいに「領域展開」しようと思えば出来るけど(術師じゃないけど)、相手の土俵には上がりたくありません。辛うじて堪えました。大人になりました。
私が無視しているのが、つまらなくなったのか、少女①は諦めて、また前を向きました。多分ね、彼女は1人だったら、こんなこと言わなかったんじゃないかな?1人では声を上げることも、目を合わすことも出来ない人と見ました。
私も少女①より倍以上生きているので、こういう人に度々会うことがあるわけです。口論して、論破しちゃったら、きっとヒステリックになる、そうも思いました。
しかし、大人になってしまったゆりりうすは、その頃に考えもしなかったことを考えてしまいました。
「この少女は、小さい頃、私の母の絵本を読んでいた子かも知れない。」まあ、10代の終わりか20代初めだと思うけど、一応、お客として少女達を分類しました。あるいは、今出ているグッズとか買っている可能性もある。もう私は、10代じゃないので、こんなところで揉めて体力を消耗したくありません。それほど暇じゃない。
今回は、いつものお店じゃなかったけど、客層が悪いですね。たまたまか?私が行くお店では、こういう失礼な人はいません。慣れない所に行く時は、ちょっと気をつけよう。
少女達は、色々経験を積んで、今に昔を振り返り、大いに恥ずかしがってください。かつて、ゆりりうすもそうだったように。
あっ、また長い前振りでした。
今回のテーマは「ひとくちチョコレートで思う事」です。
私は今、チョコレートを買う時は、薬局で買っています。その方がスーパーで買うよりも安くて、量も多いのです。
で、大袋のひとくちチョコレートがお気に入りなのですが、ひと言で「ひとくちチョコレート」と言っても色々あるんです。ナッツが入っているものや、様々なアソート入りのとか。でも、やっぱり一等好きなのは、ごく普通のミルクチョコレートかな。
その普通タイプも大体1cm角のキャンディー包みをしているものが多いのだけれど、メーカーによって、四角いチョコレートの上に書いてある模様が違うのです。音符だったり、花だったり、数字だったりで、食べる前に確認するのが、楽しいのです。
私のお気に入りは、数字チョコレートです。1~9までの数字と、+と―と×と÷と=が入っています。数字でも良いのですが、「あっ、1だ。」とか「あっ、7(ラッキーセブン)だ。」とか1つ1つ楽しんでおります。
でも、とりわけ好きなのは、+と―と×と÷です。これに当たると、しばし動きを止めて見てしまいます。そして、考えを巡らす。
人生だって、+や×が良いんだけど、そればかりではなく、―や÷の時だって、大事な時があるよね。「―」つまり、ちょっと引いて、ここは考えてみようとか、「÷」はこの状態を÷としてみたらどうだろう?とか。チョコレートを見つめながら長考するゆりりうす。他の人が見たら、「この人、チョコレートをじっと見ているけど何だろう?」と思われるかも知れない光景です。
あっ、若干哲学してしまいました。いや、哲学ですらないか。ただの世迷いごとかも知れません。でも、チョコレートで深い考察に入ってしまいがちです。頭がおかしいのかも、ですね。
そして、現実に立ち返るのは「今日は2つで止めておこう。」とか思う時です。美味しいけれど、沢山食べるのは良くない、とここで我に帰るわけです。
ちょっと話が違いますが、私の父はキチンとすることが大好きな人でした。ええ、キチンとすることが大好きな落語家です。
どういう風にキチンとしているかというとですね、例えば、「お徳用割れせんべい」何かを買うとします。すると、家に帰るなり、広告の上に全部出します。そして、ほとんど割れていないもの、少し大きく割れているもの、細かく割れているもの、の3種類に分けて、細かいものから食べる、ということをやっていました。
これは何でもそうなので、生きていれば、私の大好きな数字チョコレートもやっぱり、全部広告の上にあけて、1~9までの数字がそれぞれいくつずつあるか、あと+と×と―と÷と=がいくつ入っているのかを数えて、多いのから食べろと言ってくるはずです。そして、食べ終わると、包み紙を「キュッ」と小さく縛ってキチンと並べます。もう絶対やる。目に見えるようです。
その上、恐ろしいことに私もキャンディーやチョコレートの包み紙は、無意識にキチンと縛って並べているのです。教育って恐い!
今年、父が亡くなった年齢と同じになったので、せっかちで、かんしょうな父にますます似て来ているようです。
家族にものすごく指摘されます。家の子供達だったら、せっかちで短気の父に合わせられるのは、せいぜい長男ぐらいか?下2人はマイペースなので、きっとイライラされそうです。危なかった!
基本、寅さんなので他人には楽しい人、でも家族は大変というパターンです。
秋の夜長にチョコレート1つでここまで思いを馳せる私。
ゆりりうすは、たぶん、というかほぼ確実に「女寅さん」になりつつあります。どうか私の前では早く動いてください。段々父に似てくる自分が恐い、今日このごろです。
あれ、これって老化現象とか?
それに今日、前振りの方が長くなかった?
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