おいしい給食

こんにちは。ゆりりうすです。 本日は快晴で気持ち良く家の布団を全部干しました。花粉シーズンも終わったので、やっとです。ふー、これで今日の家事は全て終わったな!んっ、ひどいですか?すみません、家事苦手です。 私の母も家事が苦手な仕事人間で、好きな(出来る?)家事の順番が①買い物②料理③お裁縫④掃除、だったのでうっかりそれを引き継いでしまいました。じゃあどう暮らしているのかというと、旦那が家事の3分の2はやっています。まあ、悪質な妻ですね。 さあ、今日のテーマは給食です。 そう、日本が誇ってもいい数少ない(?)もの。給食です。 今、おいしいですもんね。昔、長男の保育園の給食試食会でポタージュスープを飲んで、たまげました。えっ、帝国ホテルのスープなの(飲んだこと無いけど)?レベルがものすごく高い!感動しました。 引っ越して、この郊外の小学校も美味しかったようです。時々バイキングメニューなるものがあり、日本の給食の進歩の仕方は半端無いです。 今、一番年下の娘の地元の中学校の給食のメニューを一部ご紹介。中華おこわ、プルコギ丼、ドライカレー、五目とりめし等々うらやましいー。 しかし、私の時代はそんなに美味しくなかったように思います。いや、美味しかったのかもしれないけど、子供の頃好き嫌いが激しい人だったのです。悲しいくらいに食べられないものが多くて往生しました。 もちろん、その頃から人気メニューの、カレーやソフト麺のミートソースや鯨の竜田揚げは美味しくいただきました。 ところで、昔のメニューって時々、何これ栄養価さえ合っていればいいの?みたいなのがあり、びっくりしませんでした?覚えているある日のメニューが「パン、マーガリン、牛乳、おでん、みかん」だった。信じられます?誰かの家に行ってこんなメニューで食事が出てきたら、暴れるか帰りますね。 そして私が苦手なのが人参でして。これが昔の人参って癖があって、苦くて、食べると何か目と目の間、鼻の上辺りが痛くなってくるという、それを私は憎悪しておりました。それなのに、おでんの中にデーンと生煮えの大きい人参が座っているんです。泣きそうになりました。その上、この時代は給食のお残しは一切厳禁!給食の時間が終わっても、昼休みが終わっても、掃除の時間が終わっても、放課後になっても、食べ終わるまで許してもらえない。本当に泣きました。もうトラウマですよ。 あと、マーガリンや揚げパンも無理でした。揚げパンはみんなが結構好きなメニューだったのに、私は駄目でそっと給食袋に入れて持ち帰ると、油が袋に染みちゃっていて母に怒られました。 それにしても、学校給食のあの牛乳信仰って何なんだろう?和食の時はお茶にして欲しかったなあ。 やっと本題です。すいません、前振りが長いですよね。悪い癖だと思うんですけど、まつわる事とか考えていると、いくらでも出てきちゃうんです。 心を入れ替えて。皆さん、「おいしい給食」というドラマをご存じですか?主演は市原隼人さん。そう、「リリイ·シュシュのすべて」のあの繊細な役を13歳でやった俳優さん。その後「ROOKIES」や「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」で有名になりました。が、しばらく出ないな、どうしたのかな?と思っていたら、こんな面白いドラマでバージョンアップして帰って来ました!(いや、ファンから怒られるかな。もっと色々やっていたのかな)。もう一度タイトルを言います。「おいしい給食」です。 これはですね、第1期が2019年10月から全10話、第2期が2021年から全10話、その上映画も2回やっている人気作品だったんですね。 私は知らなくて、コロナ中にCSで全部見ました。面白い!大爆笑!主演の市原隼人さんの給食愛がただ事ではない。まさに怪演でした。 あらすじは、とある公立の常節(とこぶし)中学校の国語教師、甘利田(あまりだ)幸男先生[市原隼人]が給食愛の為だけで学校に行っていると言っても過言じゃない日常を送っています。いつもドラマの冒頭で「私は給食が大好きだ」というセリフが入ります。そして、クラスの生徒、神野ゴウ[佐藤大志]君と給食バトルを毎回演じる、という簡単に言ってしまえばそれだけなんです。けど、給食の時間が異常なことになっているんです。これがすごくて。 まず、朝、給食のメニューを職員室で確認して喜ぶ、甘利田先生。もうニッコニコなわけです。でも他の先生に知られたくなくて、バレそうになると、サッと机の中に隠して何でもない振り。これが毎回なんです。そして給食の時間は先生も教室で食べるんです。その時、食べる前に校歌を生徒が歌うのが、この学校の決まりみたいなんですけど、その校歌が流れる最中、甘利田先生は座ったまんまノッリノリで踊っていて、喜びの踊りを踊っていて、これまた爆笑。で、校歌の終わりに必ず机に手をぶつけて痛がるというお約束。生徒も慣れているのか誰も先生を気にしない。これもおかしい。そして、いよいよ給食を食べ始めるわけですが、ただ食べるんじゃありません。もちろん本日のメニューを1つ1つ説明して、それがいかに素晴らしく、いかにこの組み合わせが奇跡的なものであるかを説明しながら食べるのです。 まって、しゃべりながらなの?ええ、そう脳内でしゃべりながら給食を堪能するのです。つまり、甘利田先生を演じる市原隼人さんはドラマの現場ではジェスチャーだけで静かなんです。そしてアフレコ(おそらく1人でやっている)とんでもないテンションでしゃべっているのです。すごい光景だと思いませんか?ただただ爆笑! その上、毎日彼のライバルである生徒の神野ゴウが先生を、あの甘利田先生を出し抜いたような給食の食べ方をして、先生を驚かすのです。いつも給食を食べ終わった先生は満足しながら神野の方を見ると、神野君が何かやっているんですよ。甘利田先生はポケットの眼鏡をかけ直して、神野を見る。そして神野のマジシャン的なアイディアに打ちのめされて、その場で気絶する。全10話ずっとこれ!でも全く飽きない。っていうか、もっとくれー!と思ってしまう。市原隼人さんの振り切った演技もすごい!何か一皮も二皮も剥けましたね。前からいいな、と思っていたけどますます大好きになりました。 あー、私の子供時代にこの作品と出会えていたら、もっと給食が楽しくなったのに。くー、残念です。 他の役者の皆さんも豪華!給食のおばさんを伊藤まいこさん!校長を酒井敏也さん!って言っても誰って思っている人は「セーラー服と機関銃」のメダカ組の一番若造だった人、と言えば分かりますかね。それから甘利田先生が学校の帰りに寄る駄菓子屋のおばちゃんを木野花さん!そしてそして常節市教育委員会教育委員長を直江喜一さん!そう、金八先生の第2期「腐ったみかんの方程式」で不良役をやった加藤優こと直江喜一さん!もう見た目はすんごく変わってしまっていますが、今度は体制側をやるわけですよ。しかも名前が鏑木優。これは子供だけでなく大人にもおいしいドラマなのです!その教育委員長とのバトルもなかなかなのですが、やはり、ここは給食の場面に戻しましょう。 「ミルメークが出てくる回」があるのですけれど、旦那は「うわー、懐かしい。」って言うんですけど、私は初めて見ました。私は東京23区で小学生をしていたんですね。で、牛乳って紙パックだったんですよ。23区全部がそうか分からないですけど、うちの学校は紙パック牛乳、しかも三角紙パック牛乳でした。だから特別な日はコーヒー牛乳になったりしていました。ところが、甘利田先生も旦那もビン牛乳なんですね。ビン牛乳の地域の人は特別な日はミルメークと言って、牛乳ビンの中に入れる粉末状のものを入れて、味をコーヒーとかイチゴとかに変えていたようです。本当に知りませんでした。 「アメリカンドッグの回」も爆笑でした。アメリカンドッグ=アメリカ=英語という発想で甘利田先生が怪しげ英語を繰り出してくるわけで、いつもの机に手をぶつけるところなんか「アウチッ!」って言っていました。あー、涙が出た。 本当にぜひぜひのお勧め作品です。 詳しいことを書きますね。 ドラマ第1期 2019年10月から全10話 ドラマ第2期 2021年10月から全10話 劇場版「おいしい給食 Final Battle」 2020年3月 劇場版「おいしい給食 卒業」 2022年5月 あー、終わらないで欲しかった。もっと続けて欲しかった。 「おいしい給食 帰ってきた甘利田先生」とかやってくれないかなぁ。

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