ちょっと考えてしまった…

こんにちは。ゆりりうすです。
なんかやっと秋晴れという天気になり、嬉しいなあ。
実は、本日「ちょっと考えてしまった…」はですね、母の絵本のことなのです。
母は、まあこの国でも代表される絵本作家の1人なのです。
それで、たまたま今日、旦那が母の絵本のレビューを読んでいたら、こんなレビューの方がいらっしゃったのです。
「この絵本は子供を脅して寝かせるという、子供に恐怖を与えるものなので、私は子供に絶対読みません。」
私はですね、これを旦那から読んで聞かされて、思わず涙がこぼれてしまいました。やっと私の心を代弁してくれた人がいた、と救われた気持ちになりました。この間、SNSのコラムを読んでいて、「家の子は、すぐに嫌だと言うし、なかなか言うことを聞きません。」という質問者に対して、小児科(多分そうだったかな)の先生は「それはキチンと成長していますね。」と答えていたのを思いだしました。
私はキチンと成長していたのに、母にそれを恐い終わり方をする絵本にされて、それがヒットしてしまったので、辛い気持ちを抱えながら、最近まで来てしまいました。だって、この絵本のお陰で私はご飯を食べられて、学校に行くことも出来たのです。
どうしたら良いか分からないまま、大人になってしまい、結婚するまで私の混乱は続きました。旦那の頑張りや、子供を育てるという体験を通して、この頃やっと色々な大変を潜り抜けられることが出来ました。
もっとすごい絵本もあって、やっぱり私が悪役で懲らしめられます。もう絶版になってしまったものですが、私はこれを復刊してほしくない。その絵本に関して私は母に食って掛かったことがあります。
それから、「ちゃんと起きて、よく動けば夜眠るのでは?」と投稿して下さった方、私は女の子にしては、すごくよく動く子供で、外で男の子達と同じレベルのヤンチャをして遊んでいました。朝も辛かったですが、起きていました。
でもですね、最近調べて分かったことが1つありまして、ごく小さな子供でも、落ち着かない不安定な環境にいると、脳からセロトニン物質が出にくくなって、朝は起きるのがシャッキリとはいかず、暇な時はグテグテとして、夜はどんなに体が疲れていても眠れない、そうです。自分はそれだったのだと思います。
ただ、ゆりりうすの良かった探しがあるとすれば、
①母のお陰で、悪いことや嘘をつくことが一切出来ない人間になってしまった。
②3人の子供、どの子も大好きで、1人1人愛している。
③どの子も抱きしめて育てた。
④美味しいご飯を食べてもらう幸せを知った。
⑤私はハッピーエンドのお話を書くようになった。
⑥最後に、親は思っている程子供のことを分かっていないということ。私なんか30点くらいかな。家の母は―200点くらいですけど。
こんなところでしょうか?
だから、母の絵本(特に私がヒールで出てくるもの)に対して、こんな風に反論する方が1人でもいらっしゃったので、本当に嬉しかった。なので、泣いてしまったのです。どこのどなたか分かりませんが、直接お礼も言えませんが、本当にありがとうございます。
私は苦しかった。本当に苦しかったのです。私の口からは、どうしても言えなかったので、感謝します。
今回のゆりりうすは、ちょっと変ですね。でも、今日だけは許してください。
付け足し
もし、生まれ変わりがあるとしたら、私がお母さんになって、母と父と兄を抱きしめながら、「だーい好き!」と言って育ててあげたいです。

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