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【女】【結婚】池田園子さんの「はたらく人の結婚しない生き方」を読んで

11月14日に発売された池田園子さんの新刊、「はたらく人の結婚しない生き方」を購入した。

書店でも探しやすい、真っ黄色の表紙。映画「幸福の黄色いハンカチ」などが示すとおり、幸せや希望、元気を彷彿とさせるビタミンカラーである。

「働くおしゃれびと」のためのウェブマガジン・Project DRESSの編集長を務める池田さん。あらゆる働き人の生き方を見て来た彼女が、結婚に悩んでいる人に向けて、「あえて結婚しなくても幸せになれるんじゃない?」とやさしく語りかける、そんな本だ。

この本を買う前、私は少し不安だった。「自分が知りたいことは、この本の中に書いてあるんだろうか?」と。

というのも、私は既に離婚経験済、そして一回り上の彼と中距離恋愛中。彼は転勤族で同棲は見込めない。だから、私がこの本の通りにするとしたら「はたらく私の“もう”再婚しない生き方」になってしまう。笑

けれど、そんな私にも池田さんの文章はやさしかった。

池田さんも離婚を経験されていて、一人で生きて行く方法を手探りしている当事者だ。お金の貯め方、人間関係の築き方については、ネットで調べるだけでは心細かったので本当に勇気づけられた。まったく続かず挫折してきた家計簿も、池田さんのやり方(Excelと電子マネー)を真似してみたところ、なんとか続いている。「真似する」というのは、決して悪いことではない。この本に限らず、「これいいな」と思った方法はどんどん真似すればいいのだ。

私が思う不幸とは、生き方を他人に強制されること。結婚しようがしまいが、夫婦になろうがなるまいが、自分の思う生き方を貫けばいい。真似から入った生き方も、やがて身に馴染めばそれは自分の生き方だ。自由に生きている人が身近にいれば、じゃあ自分はこんな風にしよう、となるかもしれないし。

どちらかというと、婚活に疲れている人、漠然と結婚に不安を感じている人向けの本なのだろう。でも私のように一度挫けてしまった人間が考え直す本としても「ビタミン」になる本だと思う。

どんな道を選んだとしても、自立しよう。凛と生きよう。

きっと、これから何回もこの本を開くことになるだろう。

追記、この本を読んだあとに、同性のお友達との予定を取り付けた。楽しみだ。確実に、本の影響を受け始めている・・・。笑


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