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【終活】20代で始める終活③墓地検討編
あけましておめでとうございます。新年早々アレですが、終活シリーズの続きです。早くしないと30代になってしまうのでね・・・
死んだあとのことなんて、と思うかもしれないが、やはり遺体の「その後」を気にする人は多いのではないだろうか。
前回書いた友達(20代で突然死)は、てっきり先祖代々の墓に入ったと思っていたのだが違った。両親が、彼女のために墓地を購入したのだ。自分たちより先に子供の墓を作ることになった気持ちを思うとやりきれないが、事実、「予期せぬ死」というものはある。
黒々と光る彼女の墓石を見て、「もし私が死んで、遺書を残さなかったらこういう風に埋葬されるのかも・・・」と思った。嫌ではないけれど、本意でもなかった。じゃあ散骨がいいのかといえばそれも微妙だ。墓標みたいなものがないと、私の数少ない友達が来づらいのではないかと思ってしまう。
『なら、あらかじめ調べておいて遺書に書いておけば良いのでは?』と思い、昨年末さっそく資料を取り寄せることにした。結婚式場の資料取り寄せと同じく、墓地も無料で提供してもらえる。
ネットのサービスで近場の墓地をピックアップし、住所氏名年齢電話番号、備考欄にこれこれこういうのを希望します、と入力。ポチっと押した途端、引越業者の無料複数見積サービスみたいにじゃんじゃか電話がかかってくるのではないかとビビっていた私だが、内容が内容なのでさすがにそれはなかった。
その代わり、翌日になって営業の社員から着信があった。
「○○葬をご希望とのことで、△△霊園と□□メモリアルパークが人気でございます」
「ふむふむ」
「ご家族様分のご検討でしょうか?」
「あーーーいえ、私の分です」
「・・・!?(息を呑む)あ、いや、失礼ですがまだお若い・・・ですよね?」
「あぁ、うーん(うまく言えない・・・)そろそろ決める頃かなぁと思いまして」
駄目だ、完全に誤解を招いている。
「いやぁ、いつ死ぬか分からないんで、家族と話してあらかじめ決めておこうと思って・・・」と言えば違和感持たれなかっただろうに、これだけだと死期を悟った(切羽詰まった)状況だと思われるじゃないか・・・
結局、営業さんの手書きの付箋つきで何冊もの資料が送られて来た。なんだかスミマセン、本当に。
ページを開いてみると、いろんなサービスがある。ペットと永眠できる墓、墓石の代わりに木を植える植樹葬(これは結構人気があるようだ)、自分の好みにデザインできる墓石、おひとりさまのための永代供養プラン!
ここまで来ると、生前契約を見据えて早速現地見学会に行きたくなるというものだが、一つ大事なことが抜けている。それは、「身内の同意を得ること」だ。
私が死んだら、遺言執行者は私の身内(=実家にいる家族)となるだろう。当然家族が諸々の手続きを済ませるわけだから、彼らの同意を得なければ「そんな話聞いてない!無理!」ということになりかねない。ここの部分はまだ勉強不足だが、遺言を作る前にエンディングノートなどであらかじめ話をしておく必要があると思う。
ということで、次回は墓地見学会・・・の前にエンディングノートの予習をすることにする。あぁ、それまで本当に死んでしまわないように気をつけよう。終活エピソードあればぜひお寄せください。
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