【終活】20代で始める終活②孤独死に備える編

当たり前のことだが、終活というものは数週間かそこらで完了するものではない。特に私の場合は本当に一から始めるので、専門家にお願いすることも含めれば数ヶ月はかかるだろう。なので、残念ながら今の時点で大きな進捗は何一つない。

具体的な情報もないのに書いてもいいのか?と迷ったが、「情報は後になってまとめればいい。考えたことを書くことも終活のうちだろう」と思い、一つの記事として残しておくことにした。


皆さんは、孤独死についてどう考えるだろうか。

一人で死ぬのは絶対イヤだから何がなんでも結婚したい、という人。結婚したからって孤独死しないとは限らない、自然の流れに任せたいという人、いろんな考え方があると思う。若い人もシニアにさしかかる人も、孤独死のニュースを見てふと考え込む人は多いのではないだろうか。

私は———私はというと、孤独死という言葉自体に違和感を持っている。死とは本来、孤独なものではないのか。看取られようがそうでなかろうが、事故に巻き込まれようが病気になろうが死ぬのは一人だ。

配偶者に見守られて亡くなった私の親族と、一人きりの部屋で亡くなった20代の友人がいる。前者が幸せな死に方で、後者は不幸な死に方なのか?私はそう思わない。

後者の友人は確かに緊急処置を受けられずに亡くなってしまったが、生前、遠くに住む彼氏(毎日メールしていたらしい)に

「もし連絡が取れなくなったら何かあったと思ってほしい」

と言っていたそうだ。

そのおかげで、一日連絡が通じなかった彼氏はすぐに異変を察知し、迅速に警察へ通報、アパートの大家とも連絡がつき、病死した彼女は比較的早い段階で発見された。

もちろん、急死した事に対する恋人・家族・私達友人のショックは大きかった。でももし、恋人との取り決めがなかったら。その恋人が異変に気づいて、警察に連絡しなかったら。もっともっと、つらいことになっていたと思う。

結果としては残念だったが、友人自身も、学業に専念して一人で暮らす危険を誰よりも感じていたのかもしれない。

今は仕事をしているから大丈夫として、考えるべきはその後のこと。私は孤独死よりも、一人暮らしで認知症になったり、要介護状態になったときのことを恐れている。

孤独死とは結果であって、その過程(日常的なコミュニケーション相手がいない、社会から孤立してしまう)を踏まないようにすることが、何より大事だと思うのだ。

色々な記事を見て思うのは、孤独死に陥るのは「よっぽど」なケースが多いということ。先の友人も、身分としては学生だったが、バイトをしておらず、自分のペースで大学に顔を出すような生活だった。(私もそうだったのだが)周りとも疎遠になってしまっていたという。

自分がこの先どんな人間関係を築き、どんな余生を送るか考えるのは、20代でも決して早すぎることはない。早くに亡くした友人のことがあるからこそ、私は真面目な気持ちで準備ができるのだ。

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