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僕の農業初め事

僕が農業を始めたのは3年前の夏の事。

作物を育てたい!農家をやりたい!そんな気持ちは更々無くて、『お金に依存しない生き方は無いだろうか?』と模索すると、農業に行き着いた。

今の世の中、物で溢れかえってはいるが、自分で作れるモノなんてほぼ無い。いや、0だな。

食べ物1つ、お金がなければ手に入れることが出来ない。お金と交換しなければ、何も得ることが出来ない。

そんなことを考えなくても現代は生きていける。お金が無くとも現代社会では普通に生活が出来る。

でも、ひょっとしたらお金を使えない時代が来るかも?とか考えたことないか?

今あるお金の価値が急に変わったら…お金が価値をなさなかったら…

お金は多くの人が価値があると信用しているから価値があるのであって、そのもの自体は紙だ。

日本国内では『100万円』は価値がある。しかし、他国に行ったらまずはその国の通貨に変えなければ使えない。その国では円に価値がないからだ。

それくらいあやふやなモノであるが、現代で生きている以上、殆どの事はお金で解決できる。

しかし、それではつまらんな・・・

つまらねぇ冒険なら おれはしねぇ!

だが、完璧にお金を使わない生き方は、それはそれでつまらない。

『もし、お金が無かったら。お金の価値が無くなったら』という体で、実践しようと思った。

必要なものは何だろう?

着るものは必要だ。現代は衣服は有り余っているから正直、お金がなくても誰かに貰うことは可能だろう。

住むところも重要だ。しかし、『家』を作るスキルは相当訓練が必要だが、訓練するにも資材が必要。簡単に手を付けられるものでは無い。

では、食か?畜産は難しいが、畑は出来るだろう。肉を食べなくても生きてはいけるから野菜さえ自分で作れるようになれば、何とかなる‼

幸いにして住んでいるところは程よく田舎で、親戚が畑を持っているから手伝うことで経験できる。

いきなり畑を持つのは無理だが、簡単に知識と経験を得られるぞ!という事で7月末の猛暑のなか、畑ライフが始まったのだ。

猛暑だよ!畑に集合!

画像3親戚を手伝い始めたのは 7月末だったと記憶している。

3年前とは言え、7月末はもう暑い。わざわざ暑いときに始めたのだ。だが、これには理由がある。

農業で一番やることが多く、一番きつい時期は夏だ。一番キツい時から始めればそれが当たり前になり、他の時期が楽に感じる。楽な時から始めて、きつい時期に『やめた!』ってなるより、一番きつい時期に始めて、耐えられなかったら止めるほうが時間の無駄にならないでしょ?

ようし!行ってみよう!

暑い!

まぁとにかく暑い。暑いなか、炎天下でじっと作業をするのだから思わず『暑い!』と声が出る、というか、暑い事しか覚えていない。楽しかったなぁ、腰痛かったなぁとか、そんなン覚えていない。暑い記憶で90%締められる。

しかし、農業とはそんなもん。ただ暑い中で只管草を刈る、畝の草を抜く。

そして秋に植える野菜の準備をする。

農業とは寒暑との闘いだ。暑いからと言って『涼しくなってからやります』では回らない。暑くてもこの時期にやらなければならない作業はいくらでもあるのだ。

親戚のおじさんを手伝いながら、肥料の蒔き方、苗の植え方、耕耘機の使い方、トラクターの運転、畝の作り方等を学んだ。

でも、思いのほか、暑さは耐えられたなぁ。

あいつ、畑借りるってよ

そうして、2月のこと。

『畑が借りられるけど、やるか?』と親戚のおじさんから話が来た。

どうも後継者が農業をやる気が無いらしく、地主さんももう農業をするのが大変だから使ってくれていい、という話だった。

これ、畑の賃料は不要!ただ、契約をするわけではないので、必要とあらばすぐに畑を返還しなければならない。

これは渡りに船だ。勿論、2つ返事でOKだ。

畑を見てはいなかったが、無料で借りられるのはありがたい!

しかし、後悔は無かったが大変な思いをすることになる…

(これを流しながら↓をお読みください)

とんとん拍子で畑を持つ事になった俺だが、ここからが本当の闘いだったんだ。くそ~、まさかこんなことになるなんて!

次回、『畑と思ってたら、畑じゃなかった!』

ぜってぇ見てくれよな!









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