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劣等感

おかえりなさい。
まかろんです。
今日もお読みいただき嬉しいです。

古事記という物語があります。
その古事記の登場人物に
天照大神がいます。

かなり有名なので
一度くらいは名前を
聞いたことがあるかも
しれません。

その天照大神ですが
古事記という物語の中では

かなりの劣等感を
抱えた人として
描かれているんです。

例えば
素戔嗚命が高天原に
天照大神を訪ねて来たとき

かなりの劣等感を抱えている
天照大神は

その劣等感を素盞嗚命に
見透かされないように
心を武装して
素盞嗚命を迎えました

天照大神自身の抱える
劣等感から
相手からは何も言われたくなと
相手が怯むような態度で臨んだのです。

また、天岩戸隠れの場面では
こんなに自分は頑張っているのに
誰も認めてくれないと

天照大神は、周りから期待されていると
思い込み、その期待に応えたにも関わらず
誰も自分を認めてくれないということは

自分には価値がないことだと劣等感を抱え
岩戸にこもってしまいました。

さらに、国譲りの場面では
大国主が造った国がますます
栄えているという噂を聞き

天照大神自身の劣等感から
相手のモノを欲しがるという
行動に走りました。

いつも周りに期待されていると
思っている天照大神。

いつも完全でないと認められないと
思っている天照大神。

いつも全員に好かれていないといけないと
思っている天照大神。

精神心理学者のフロイデンバーガーは
「劣等感が大変深刻なものだったり
失望がひどいものだったりすると
人間わざではとうてい達し得られない力や
完全さや、賞賛さや、尊敬を求めることに
なりやすい」と言いました。

もしかすると
誰の心の中にも
天照大神と同じものを
抱えているのかも
しれませんね。

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