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9言語ラジオ学習日記 (第5週): 大型連休はアラビア語だ!!

ラジオ語学講座も通算5週め。リアルタイムで放送を追いかけていれば5月の大型連休にあたる。
この 5/2週は再放送ウィークで、前週に放送された内容が2週連続で流されていた。
連休中に羽を休めるなり今までの学習を振り返るなり、ゆっくり時間を使いなよ〜、という NHK ラジオの編成担当者の温情を感じる。
あるいはラジオ局自身もちょっと休憩をはさみたい時期なのかも。

ただ、そんな中でもアラビア語は平常運転。放送が週1回だけだから、放送機会はとても貴重なわけだ。
……そう言いながらも、第4課・第5課の講座内ではアラビア語の楽曲をほぼフル尺で流すとかいう贅沢な時間の使い方をしてたりもするわけだが(笑)。

とにもかくにも、今週はじっくりアラビア語を味わうことにする。


第5週のポイント!

地名あれこれ

  • アラビア語で「イラク」は العِرَاقُ (al-3iraaq(u); アル・イラーク) だ。
    ここに出てくる ق (qaaf; カーフ) は口の奥の方で発音する無声・口蓋垂・破裂音。これとは別に、日本語のカ行に近い音を示す ك (kaaf; カーフ) というのもある。
    そういえば「イラク」の英語のつづりが (k ではなく q を使って) Iraq となっていることに何も疑問を持ってこなかったけど、これってアラビア語にちゃんと準拠した書き方だったんだ!なるほどー!

  • また、アラビア語で「エジプト」は مِصْرُ (miSr(u); ミスル) という。「エジプト」の影も形もないけどそれもそのはずで、語源からしてまったく別物だ。
    WorldAtlas の記事によれば、「エジプト」の国名は古代ギリシャ語での Αἴγυπτος (= Aígyptos) という呼び方から来ている。「プタハ神の魂のふるさと」を意味する古代エジプト語が訛ったものではないか、という説が主流らしい。
    一方の「ミスル」は、"境界" を意味するセム語系の言葉が語源みたいだ。ちょうど現在のエジプトにあたる地域が大陸と大陸の境界に位置するからこう呼ばれるようになったのではないか、とのこと。


ゴールデンウィークってことで、今日はここいらで切り上げ。

さて、来週からはまた9言語の講座を聴く生活に戻る。
次からはテキストも5月号に入るし、またフレッシュな気持ちでがんばろう!

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