「質問する」って難しい!?【悩める現場の相談所 #3】
みなさん、こんにちは!
悩める現場の相談所では、実際に当社ウルシステムズのコンサルタントから上がったお悩みと、百戦錬磨の先輩コンサルタントによる回答をご紹介していきます。
「自分も同じことで悩んでた!」「あーそれ分かる分かる」・・・読めば共感できること間違いなし!
❓:Question
質問の仕方が分かりません
自分は新入社員です。分からない事だらけで、先輩や同期に質問したいのですが、こんなことで聞いていいのか、どのように質問すればいいのか、悩んでしまい、質問するまでに時間がかかってしまいます。
💡:Answer
質問するのって意外と難しいですよね・・・今回ご紹介するコツで少しでも質問のハードルが下がると嬉しいです!
質問する時のルールを決めてみよう
質問する時は「どの状態になったら質問するのか」と「どのように質問するのか」のそれぞれで自分なりのルールを決めておくことをおススメします!
【どのような状態になったら質問するのか】
まずはじめに、自分が分からないことにタイトルやカテゴリを付けてみます
(例:実装方法が分からない、○○の用語の意味が分からない、設計の意図が分からない、自分の考えが合っているか分からない、など)
結果、下記の3パターンに分かれると思いますので、パターン別におススメのルールをご紹介します。
パターンA:タイトルが付けられない場合
「何が分からないのか分からない状態」です。この状態を自分で打開するのは難しいケースが多いので、すぐに相談しましょう
パターンB:タイトルが付けられた、かつタイトルが一般的な用語や知識に関するタイトルの場合
(例:Javaの実装方法、ビジネスモデルキャンバスの書き方、など)まずは自分で何とかできる場合が多いかもしれません。できるところまで考えてみましょう
自分で分かりそうだからと言って、時間を無限にかけても仕方ありません。時間設定を設けるなどして、ある程度のところで時間を区切り、メリハリをつけるようにしましょう
パターンC:タイトルが付けられた、かつプロジェクト特有の事情や属人的な知識・考え方に関するタイトルの場合
(例:設計の意図、お客様システムのパッケージ名、など)考えても分からなかったり、調べても出て来ない場合が多いかもしれませんので、すぐに質問しましょう
【どのように質問するのか】
質問する人を決める
誰に聞くべき質問なのか整理します
OJTなどでいつも教えてもらっている先輩がいる場合は、まずはその人に聞いてみるのがよいでしょう。適切な質問先を教えてくれるはずです
【応用編】自分なりの仮説を話す
どのように調べて、どのような結果が得られて、そこから何を考えたのか、自分なりの仮説を持って質問できるととても良いです
仮説を持って質問できると、聞かれた方もどう違うのか説明しやすいですし、仮説と結果を積み上げていくことで成長速度も変わってきます
おわりに
今日は、質問の仕方に悩む新入社員のお悩みをご紹介しました。
質問ができないと自分の中に分からない事やもやもやが溜まってしまい、さらにまた分からない事が増えていく・・・といった悪循環に陥りかねません。新人の頃だからこそ、積極的に質問して、質問の質をどんどん上げられると良いですね!
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