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19. ハンガリー&オーストリア | 心残り…

読める世界一周 in Hungary & Austlia
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• 期間:2017/5/27 – 6/3(8 days)
• 旅程:ブダペスト → ウィーン → ザルツブルグ → (ミュンヘン) → (チューリッヒ)
• 費用: 52,742 JPY(※Hungary&Austlia期間 - 7 days のみ)
• 特記事項:旅をすると、この辺の国はセットになる運命にある
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5/27 (Sat) ハンガリー!ハンガリー!

• 空港到着は深夜25時を回っていたので、適当なベンチで朝まで寝る。
• 何度か寝たり起きたりしているうちに、周りで寝てた人々はみなおらず、一人になっていた。時々あるこの浦島太郎感、浦島感と呼ぼう。
• ATMでお金を下ろす。単位フォリントに慣れず戸惑う。短期滞在に不適な選択肢もあるので、Currencyというアプリ使いつつ慎重に。(1)
• スーパーで朝食を、とパンやら飲みもんやら買ってみると480HNF≒1.6€。こりゃ安い。噂には聞いていたけれどええとこに来ました!

• 宿を目指す道すがら、途中まで同じ方向の一人の気安い旅人と出会って、ハグして別れる。
• 宿には14時頃までかかってようやく到着。素敵な宿です。共有スペースでスケボーの世界大会のテレビを少し鑑賞。
• 17時頃再度お出かけ。まずはBuda側を散策。その後Pest側も散策(2)。
• 夜には、グッとくることがあった。彼女は僕を見つけたんだと思う(3)。

(注記)
1. 5,000 / 15,000 / 30,000 / 50,000 / 100,000 / 150,000 HNFみたいな選択肢がATM上に表示される。どれ選べばいいのやら。フォリントが大量に余るのは避けたい事態。物価も安いと聞いてるし、15,000 HNF ≒ 6,000 JPY を選択。結果的に追加で下ろす必要なくBudapest2泊3日は13,500 JPYでこと足りた。(※カード払いや、手持ち20€のExchangeもしつつ)
2. ハンガリーの首都ブダペストは、川を隔ててBuda側とPest側に分かれていると、行った人なら誰でも知ってるが、初めて聞いたら「おー!」って思うことをここで言うとその楽しみを奪うことになるのではないかと思うけど、言っちゃおう。
3. 道端に咲いた花のような、可憐なファラフェル屋がPeta側にあり、そこに2回寄って軽食をとった。地味めの旅人ルックからすれば、少ならからず距離のある、派手めな売り場の女性は『あなたを知っている(た)気がする』と僕に言い、いくらか会話をしたらどこかで何かが通じるような気もした。何やら不思議と信じられた。すると無性に気になって、腹は減ってなくとも、夜にもう一度その店に寄ってみる。
また来たね、と。テイクアウトのファラフェルを『Enjoy your meal』と差し出す彼女の指が、ささやかに僕の指に触れた時に、何やらぐっときて。ありがとうと答えつつ、家路をファラフェル食べつつ半泣きで帰った。Buta側へ戻る橋の上、これからPest側のクラブに繰り出すか、という4人組とすれ違い、その中の子に、Are you going home, baby? 的なことを言われた。

5/28 (Sun) Budapestで捕まえて

• 前日長くなりまして。
• 晴れて翌朝、今日もBrigiが美しい(1)、温泉に入りに行くことにする。
• この日、この温泉を訪れた誰よりも長く、サウナを耐えたと思う。自分の限界を知るために僕は生きているわけではない、のだけれど。
• 薄々気がついていたが、飯を食って帰ったらもうVienna(ウィーン)には遅すぎた。延泊が決定する。いい宿やしなと。

(注記)
1. 宿のスタッフの方(多分)すらっとして、さすがはスラブ系民族(多分)

5/29 (Mon) いつも巻き込まれる、ギリギリセーフかちょっと遅れるか、の戦い

• 現世が何サイクル目か知らないが、よく走らされる人生や。歩いて約1時間の距離をバックパック担いで40分程度で駆け抜けました(1)
• オーストリアの首都、Vienna(ウィーン)にはすぐに到着。
• 宿まで、道草しもって向かう。2軒ほどレストランやら喫茶店やらハシゴし相場を掴む。ふむふむ、ここはお金を使いやすい国である(2)

(注記)
1. 仏教の輪廻転生には、サイクル数みたいなものがあるんやったっけ。解脱して涅槃寂静に至るまで、400回の生まれ変わりを要するとか、要さないとか。その毎サイクル毎にきちんと徳を積まないといけないとか、そうでもないとか。このくだりは忘れて下さい。
2. 「都会」というのは、お金を落とさせる(課金機能満載の)大掛かりな装置なんじゃないかと思う。安心感やら利便性やら、醸し出して。

5/30 (Tue) 彼らはウィーンフィルであったのか?

• ウィーンと言えば、オーケストラ。ウィーンフィルがいいぞとな。これぐらいの浅い知識で旅をしています。
• オペラ座にて、ベートーヴェンのオペラ「フィデリオ」を鑑賞する。服装はH&MとZARAで事前に整えた。
• 立ち見席のつらさが報われたのは、2幕終了の次の間奏を埋めたオーケストラ。ど素人にも素晴らしかった。(1)
• それも待てず、どっかに消えた隣のキリッと韓国人の女の子の切なさよ。他の楽しみで埋められたのかもしれないけれど。
• ザッハートルテなどを食べ、宿に戻り、地下のBarでアルゼンチン人に声を掛けたら、後乗りのブラジル人に靡(なび)いて行った。

(注記)
1. ウィーンのオーケストラは、当日の立ち見席がある。これはわずか4€(≒480 JPY)でオペラが見られる。アートが誰にも開かれている。
※立ち見席に関する追記:音楽の都でオーケストラやで。と思うそこの君。どうやら(少なくとも)2種類ある。どうやら俺は、、、いや、言うまい。
・ウィーンの楽友協会 Musikverein:立ち見席は5€
・ウィーン国立歌劇場 Wiener Staatsoper:立ち見席は3€ or 4€
※参考:楽友協会Musikvereinで憧れのウィーン・フィルを、国立歌劇場(オペラ座)ではオペラを鑑賞してきました!【チケット入手方法】

5/31 (Wed) Salzburg(ザルツブルグ)良し!

• 約束通りSalzburgに行こう。
• 昨夜泊まった宿の兄ちゃんの言うてたとおり、鉄道チケットはタバコ屋さんで買うのが一番安い。一体どういう仕組みや。
• 欧州の鉄道のクオリティは高い。日本の新幹線ぐらい。wifiも完備なのに、値段はぐっと安い。
• Salzburg到着。宿までトコトコ歩く。宿の太めのスタッフのお姉さんは、ワンピースに出てきた肌つるつるの太ってる人によく似ていた。
• チェックインして散策に出掛ける。
• Cafeにてゆるり。スイスのMurrenでの怖かった思い出をInstagramに上げたら動悸がした。高所恐怖症になったかもしれん。

6/1 (Thu) 翌日にはほぼ確信に変わる

• 昨日の太めのお姉さんに、ここらで好きなレストランはどこかと聞いたら「I love burger」と言われる。なんという説得力。
• 素敵な笑顔でした。Burger Queenと名付けたい。
 ✔ おいしいハート型のパテは反面をかりっとしてあり、そこに肉汁の多いBeefが重奏を奏でました。確かにうまい。
• 雨を言い訳に、昨日と同じCaféにてゆっくり過ごす。昨日の普通のドリップコーヒーの方がうまかったかな~、なんて。
• 何か不思議とクリアになってきた。昨日思い出した恐怖が関係してそう。
• 明日死ぬかもしれない、と思ったらセクシーにならざるを得ないなと。

さよならザルツブルグ
• うっかり1ヶ月先の日程の予約をしてたという、えぐいぐらいしょうもないミスで17時発(実際には40分遅れ)のバスには乗れず。目が合う度にチャーミングに笑顔をくれていた同乗者の女の子と、不意の別れが訪れた。
• ブダペストの彼女とザルツブルグのこの子が、心残りで、心に残ってる。
• えいやと電車で追いかける!München(ミュンヘン)には2時間かからずに到着した。近い。

6/2 (Fri) 焦燥は友達、決めつけは悪友

• チューリッヒまでまた戻らねばならないが、ここから乗り継ぐバスまではちょっと時間がある(1)。このバスに乗れば、まだ間に合うチャンスがある。
• 映画でも見よかなと、Münchenの映画館でパイレーツオブなんとやら。
• 英語はいつにちゃんとわかる日が来るのか、ってことと、映画がだんだん面白くなくなってきた感に占められて終わる。最後に次の予告(伏線)もありーので。もういいんじゃない?

チューリッヒへ
• 乗るべき飛行機が「チューリッヒ発着45分遅れます」と吉報を届け、希望に湧いていたら、待ってたバスも「ミュンヘン着100分遅れるわ」と凶報を入れてくる。糞の役にも立たない。
• 遅くなって新登場の100分遅れるバス(プランB)は見捨てて、それよりは30分早く着く違うバス(プランC)に乗り込んだ。
• チューリッヒのバス停についたら飛ぶように空港へ向かい、窓口えいやと到着は、飛行機出発の30分前で、はい残念と。あと15分足らなかった。
• カウンターで処理をして貰い、出発を翌日に振り替えて(2)。さて、今夜はチーズフォンデュでも食べに行こう。

(注記)
1. 世界一周の旅行券は、(スターアライアンスのものは)まず最初に一筆書きの航路を(陸路も合わせて)作るので、風の吹くまま、というわけにはいかないところがある。※航路の変更も有償で可能
2. 日程については追加料金なく変更が出来る。出発からある程度(2~3日とか)前の変更が望ましいような気はすれど特に問題なくやってくれた。

6/3 (Sat) 近くのカップルにいちゃつかれつつ眠り、怖いガードに起こされて

• 空港泊の朝は早い。黒人のセキュリティガードに起こされて目が覚める。まだ5時やん?あと10分!などと言う勇気はなかった。
• Coffeeを飲んで優雅にCheck-inを待っていたら、ちょっとギリギリに苦笑。
• どういうかけちがえか、Check-in時に発券されたチケットには座席番号がなく、Boardingのタイミングで変な席をあてがわれた。
• 僕は窓際から無意味に外を眺めるのが好きなので、内陸の変な席(横におっさんの巨体)をあてがわれた気分はいまひとつ良くなかったが、パスタのおかわりをくれたことにより、機嫌がなおった。胃袋は単純でいい。
• いざ大西洋横断。「湯をわかすほどの愛」を見て、涙がしとどに流れた。

(以上)

よくぞここに辿り着き、最後までお読み下さいました。 またどこかでお目にかかれますように。