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14. エチオピア | むしろ何で枕持ってないの?

読める世界一周 in Ethiopia
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• 期間:2017/3/21 - 4/7(18 days)
• 旅程:アディスアベバ → アワサ → アルバミンチ → カイヤファール → ジンカ → トゥルミ → コンソ → アルバミンチ → アディスアベバ
• 費用:46,986 JPY(※入国航空機のルート変更費 約3,000円、および、アライバルビザ 50 USD≒ 約5,500円を含む)
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3/21 (Tue) エチオピアなう

• Ethiopia航空のBoardingで気がついた。ここからは黒が本格的やと。これは目立ちそう。どうも浅煎りの東洋人です。西方見聞録をつけています。
• Baro hotelを探して歩いていたはずなのにTaituホテルに到着。受付で日本人の女の子とすれ違い、少し話をした時には、もうここでいいなと思ってた。
• そのManaちゃんとランチに行こうということになる。街を少し散策。15時過ぎに宿に戻る。
• Manaちゃん
 ✔ 岐阜県養老出身の保育士さん
 ✔ モロッコ人と恋をして失恋
 ✔ 笑い方が可愛らしい
• 気がつけば夜、腹が減って外に出掛けてみるも、アディスの空気感は少し怖くて(1)、昼のランチ場所まで行ったところで踵を返した

(注記)
1. 事前知識のせいもあるのだろうか、夜は「どことない不穏な空気」が漂うような気がする。気のせいよりは濃く。人の視線か、街の暗さか。特に都会では夜は出歩かないほうが無難そう。

3/22 (Wed) 再会

• 朝ドアが音を立てて目が覚める、日本人の友だちが来てるぞ、とのこと
• Ayumin&Shintaro先生と宿のReceptionにて再会。
• Tomokaコーヒーへゆく。これは苦い。エチオピアのコーヒー苦い。
• 特に色々をするわけではなく、向かった三位一体協会は高くてやめに。
• 宿に戻って将棋をいっぱいする。2勝3敗で幕を閉じる。通算3勝6敗。(1)

(注記)
1. Shitnaro先生と「ぴよ将棋」というアプリで対戦していた。

3/23 (Thu) エチオピアンマーケット

• 2泊を終えチェックアウト。同じ宿に3泊以上はしない、そんなポリシーもあったっけ。
• コーヒーを飲んで、ランチビュッフェを食べ、いざマルカートへ。(1)
• なんとカラフルな!アフリカの色。
• 初めは怖がってばかりいたけれど、途中からずっと楽しめ始める。たとえ失ったとしても、大金ではないと開き直った。怖い兄ちゃんにお金渡すのも慣れてるし。苦笑
• 日が暮れる少し前、Mini busにて撤収。
• 二人の部屋にチェックイン。お邪魔虫です。沈み込む式のベッド。スプリングがへたってきている。
• 本日は好調にて。2勝。通算5勝6敗。

(注記)
1. エチオピアではマルカート。マーケット、市場のこと。

3/24 (Fri) Awassa(アワサ)へ出発

• 練習通り昼過ぎにはバス乗り場へ、そのままAwassa行きのバスに乗り込む
• 荷揚げ料金は10ブル(1)
• 途中で一旦停止、飯休憩。ビールだけ飲む。12 Birrと過去最安。(2)
• バスはそこそこ疲れる、ひたすら寝る、得意科目
• Awassa到着は雷にて、停電、晩飯はLewiと言う高級なホテルで摂る
• 停電は不自由ながら、何に文句を言うでもない、でも不満は不満

(注記)
1. バスの上に、大型の荷物(バックパック等)を乗せるには荷揚げ料金を払う必要があったりする。車内に持ち込める場合は不要。
2. 1 Birr ≒ 5 JPY弱 

3/25 (Sat) ラスタ村

• 朝起きて、今日はラスタ村というところのナイヤビンギを見に行こう。土曜日だもの。(1)
• ミニバスの中で、怪しげな二人組と、一瞬不思議なグルーヴ感。どちらも余り信用できない。
• シャシャマネという町はなかなか素敵。町の雰囲気、居心地ちょうどいい感じ。何より名前がいい、シャシャマネ!
• ラスタ村ではいい人達のおうちでコーヒーを呼ばれた。美味しかった。(2)
• 帰りしな、シャシャマネのバス停付近で一瞬ひやり。群衆というのは威圧感があるものだ。取り囲まれるようにして歩く。ちなみに迷子。努めて微笑。余裕を絶やさぬように。
• いい兄ちゃんにバス停につれてきてもらってホッ。Awassaに戻ると、でかい鳥がいて驚き。湖畔まで出掛けて、鳥とカバを見て帰る。
• 晩飯スポット見つからず、再度Lewi。
• 夜一瞬だけ光が戻る、光が戻ると、とってもいいお宿

(注記)
1. ナイヤビンギとは、で検索。(ナイヤビンギとは
2. 道すがら会った女性が、おうちにおいでと誘ってくれて、軒先でコーヒーを淹れてくれた。小さな女の子がいて、Ayuminは何かをプレゼントして女の子は照れつつ喜んでいた。

3/26 (Sun) Awassa街ぶら

• 朝Bunnaを入れて貰う。コレが美味しい。初めて宿のおばあちゃんの顔を見た。いい人オーラ丸出し。(1)
「お前は何故しゃべらないのか?」と宿のオッサンに問われる。何も喋ることがないからだ、とは返答せず。I am listeningと答える。
• こういう時に、Shintaro先生とAyuminはとてもえらいなと思う。質問、質問。すごいなぁと思う。(2)
• 湖畔エリアに再度出掛けて、魚(ティラピア)の素揚げを食べて、ビールを飲んで、ペリカンを見て、変な鳥を見る(3)
• Fruitサラダ美味!おすすめ!
• 教会はいいムード。ラスタカラーが美しい。
• 再度湖畔にて晩飯。魚の素揚げ。おいしく頂いた。

(注記)
1. エチオピアではコーヒーのことをBunna(ブンナ)と呼ぶ
2. エジプトでもこんなことあったな、多分彼らは僕よりも色んなことに気がつくのではなかろうか。語学力の問題ではない。
3. 昨日からよくいるでかい鳥はハゲコウという名前。ものすごでかいのに、むっちゃいるので存在感がある。そういう国(世界)に来たのだ、と思う。

3/27 (Mon) アルバミンチなう

• Sodoという町で乗り換えるしかないと言われる。Direct(直通)あるって聞いたけど。まぁいいか、と出発。
• 乗り換えはとてもスムーズも、2本目の座席は辛かった。
• アルバミンチ到着は、17時ぐらい。近くの宿にCheckin&飯を食べる。Draftビールが10 Birrと格安。嬉しや。
• Wifiスポットを探すも、空振り。帰り道は停電になった。

3/28 (Tue) 坂崎君は信用できない

• 昨日あった兄ちゃんは、今日も何やらおかしなことを言うてくる。
• ツアーガイドとしてやっていきたいのかもしれないが、君には決定的に、何かが足りない。
• どことなく顔の印象が似ていたから、小学校時代の同級生だった坂崎くんと呼ぶことにした。
• Ethiopia航空のキャンペーンは、どうやら適用外らしい。よくわからない謎ルール。(1)
• 国立公園に来たが時間がない、明日出直すことに。
• Touristホテルでwifiが繋がる。いくらかの人達にメッセージを送る。もちこの心配が深い。
• マーケットに行く、びっくり!あーいう予想だにしない景色は胸に迫る

(注記)
1. エチオピア航空で入国したら、国内移動の飛行機が半額になる、みたいなキャンペーンに踊らされていた。世界一周券は、スターアライアンスグループ内で複数の航空会社のチケットを組み合わせたものだけれど、チケットの発行会社は1社(僕の場合はルフトハンザだった)になるため、その中でエチオピア航空を使っていても、照合か認証が出来ないなどと。

3/29 (Wed) 9勝8敗

• 朝6時10分にShintaro先生現る。信じられないがもう起きないといけない。
• ミニサファリは、草原まで行くこと叶わず。森林地帯で猿だけ見て終了。でも良い森林と猿でした。
• Mora Heights Hotelへ移動。Cafe利用。絶景に過ぎる。きっとこの景色を思い出すよ、と言うか迷ってやめた。(1)
• 名前も知らない、63歳の誕生日を迎える協力隊(日本人)のおっちゃんが現れて少し話をした。彼はエチオピアに心酔しているようでした。
• Keyaferに行くことを、伝えたのは、彼が帰ってからでした、思えば1週間近く行動を共にしてた。
• 夜、将棋を1局打つ。9勝8敗になった。最後の1局は、気持ちが入った。

(注記)
1. 一緒に動いてきたけど、タイミングの差もあり、そろそろ先を急がないといけないと思っていたから、AyuminとShintaro先生に、一言感謝をしたいような気がしてた。

3/30 (Thu) 旅立ち~南部民族めぐり~(1)

• 8時に乗ったバスは、10時を過ぎてようやく出発(2)
• 隣にはアホが座った。アホというのは、わかりやすい。なるべく無視して過ごす。
• Konso(コンソ)途中で再度停止。これは遅くなるなと思って、途中から時間のことは気にならなくなった。Konso出発13時40分。昼飯代を貸した隣のアホはお金を払おうとしない。
• Keyafer(カイヤファール)の手前で再停止。この隙に乗じてアホはどっかに消えた。金返せー!
• 到着は16:30ぐらいか。とりあえずマーケットを探す。じきに見つかる。しょうもないガイドにも見つかる。君の話には乗らないよ。

• 遠足の帰りみたいに、族の人達が集まって座っていた。適当に散策して宿に帰った。村の少しはずれ、牛の死骸を見つけて石を投げたら、おびただしい数のハエが舞った。怖かった。
• 夜は、いい出会いがあって、MurusiとTurumi villageに行こうかなと思った。お金との相談もあるけれど。

(注記)
1. 南部民族巡りは、とてもいいと思う。うまい言い方が思いつかないけれど、冒険気分になる。Sense of wonderというのかな。偉そうに響いて欲しくないけど、色んな民族がいてビックリする。以下サイトが参考になった。
エチオピア南部の少数民族巡りを徹底攻略!【まとめ】
2. 人が揃うまで出発しないタイプのバス。むぐぐってなるやつ。

3/31 (Fri) Keyafer(カイアファール)はよいところ

• 何もないけれど、それがいい。そんな感じの町。
• マーケットのないほうが日常に近いのだろうか。飯を食べて、のんびりジンカへの道を聞く
• トラック(Isuzu)移動が出来ることに決まった。50Birr。水を10トン分運んでいるらしい。1本貰った。10Birrの価値があるはず。(1)
• ジンカへはすぐ到着。途中の道すがらは、素晴らしかった。ビデオに残せばよかった。
• チェックインして、宿近くの他の良さそうな宿でビールを飲んでたら、再会した。驚くほどサクッと現れた。計画もなしに。(2)

(注記)
1. Isuzuを捕まえて、助手席に乗せてもらう。そういう移動手段がある。
2. 一度別れたはずのAyumin&Shintaro先生が再登場。びっくりした。

4/1 (Sat) ジンカマーケットは土曜日です

• 起きたらもうディメカの線はなかった。よくある話です。
• マーケットは、うん、カラフルでした。いいムルシは見つからず。かなりレアキャラの模様。(1)
• ジンカには複数の族が出入りするので、特徴などを覚えて、あいつは何族や!みたいなのが楽しかったりする。個人的には、枕を持ち歩く族が好き。(2)
• 一人の鬱陶しいおっさんに後ろをひたすらつけてこられて鬱陶しかった。アホからダメージを受けるのは駄目。
• ここのレストランのShiroはついにうまかった。インジュラやのにー。(2)

(注記)
1. ムルシ族という、なかなかイケてる族がいて、唇とか耳たぶとかに器を入れてて、よりずっと直感的な、本能的な世界に生きているというような。AyumiとShintaro先生は、Murusiいたよ、と言ってた。
2. Shintaro先生と「あの族はなぜ枕を持ち歩くんだろう」という話をして、Shintaro先生が言った、「向こうからしたら、むしろなんで枕持ってないの?」みたいな感じなんじゃない、というセリフがとても気に入ってる。
3. 個人的には、国民食のインジュラは「なし」なんだけれど、このShiroというやつとはあった。うっかりおいしかった。

4/2 (Sun) マーケット翌日は良い

• 何も決定的なことはなく、ゆるりと日がな過ごしました
• 明日はトゥルミまで移動する

4/3 (Mon) 鶴見さん(Turmi)

• 頑張ったら朝6時半ぐらいに起きれた。7時には着いた。ミニバスは8時頃に出た。
• ディメカからの接続もわりかし簡単に出来て、午前中には到着する。到着したら、子供ガイドのSheroが色々手伝ってくれた。(1)
• Sheroはえらいと思った。この時点では。お金よりも信頼を稼ごうとしているように見えた。この時点では。

(注記)
1. この村で多分一番英語が出来るんじゃないかと思う子供ガイドShero。

4/4 (Tue) 鶴見(Turmi)さん2日目

• マーケット翌日ではあったけれど、他の町と比べて、ここはまだまだ族がはびこっていた。というかきっとここは族の町なのだろう。
• 普通の毎日がそこにあって、そこにふと紛れ込めていたとしたら、それは素敵なこと。(1)
• 夕方ぐらいにSheroの村に行って、すぐ帰った。150Birrを届けに行ったようなものだ、とShintaro先生は言った。(2)
• 夜、問題が表沙汰になった。無断ガイドがバレたことによる、ガイド協会とのいざこざの模様。Sheroはいなくなった。(3)
• Ayumin&Shintaro先生との最後の夜で、何かしら、色々と喋ったような気がする。何か思い出せるかな。。。

(注記)
1. 旅人はどこまでもよそ者だけれど、そういうのがなんとなく混じる瞬間がある気がする。子供みたいに。
2.  入村料は一人50 Birrみたいなルールがあるとかないとか。あくまでSheroが自分の村に連れてってあげるというハズだったけれど。タイミング良く、大人が現れて入村料を払ったら、スグ帰れということになった。
3. 「子供ガイド問題」があって、ガイド協会に登録していない一般人(特に子供)が有償/無償で旅行客のガイドをすることがちょいちょい問題になる。無償の場合、あくまでも「友達」への献身だと訴える子供ガイドに対して、大人ガイド協会は、ペナルティ(≒罰金)を課す。それをそれとなくこぼす「友達」の子供ガイドが気の毒になり、旅人が仲裁に入る(お金を払う)ことで一連の絵が完成する、みたいなことなんじゃないかなと思う。

4/5 (Wed) 1日でアルバミンチへ

• Sheroが起こしてくれた。アルバミンチへゆくミニバンがあるぞという。
• 周りの連中が言う、Sheroにお金を払えと。Sheroと話して決めることにした。あまりこちらを見ない。難しい時間を過ごす。あなたに寄せた信頼を、換金したいというのであれば応じよう。事実とても世話になったから。
• 相乗りさせてくれたのは、イタリア人で、Googleで働く気さくな兄ちゃんであった。そしてそのガイドが坂崎君でした。不思議なめぐり合わせ。

• コンソで正規(?)の手続きを経て、ガイドとGoogleと入村。ふむふむ。ちゃんとしたクオリティはあるようだ。ガイド協会もツアリズムに巣食ったクソ集団というわけだけでもないのかもしれない。場所にもよるのか。
• アルバミンチへ着いた頃、Mora Heightsには遅すぎた。Wifiを見て、気になって、宿を当たるも、もういなかったみたい。すれ違い。
• おいしいエチオピアの色をした、ミックスジュースを飲んだ。(1)
• 思えば、エチオピアはビールのおいしい国だった。

(注記)
1. エチオピアの国旗は、緑、黄、赤の三色で、ラスタカラー。

4/6 (Thu) 1日でアディスへ

• 起きた。7時過ぎ。これは優秀、も、バス停で言われた、5時に来ないと駄目だよ、と。そんなん無理じゃない?
• 乗り換え便がある模様。ずんずん乗っていく。バス後部のトランクみたいなところに、鶏が入っていた。コケコケ言うて。(1)
• アディスの到着は日暮れの後になった。「夜」という事実に、少し緊張したけれど、とりあえず入った店でコーヒーを飲んだら落ち着いた。
• 一旦Taituに戻って、迷ったらよりセクシーな方を(2)と、少しだけやる気を出してWutmaに移動したら、これが素晴らしい宿でした。

(注記)
1. このコケコケが、道中で一度逃げて、みんなで捕まえるみたいな楽しい瞬間がありました。
2. 二択で迷ったらセクシーな方を選ぶ、という個人的なエチケットがある。生命体として瑞々しい方を、と。

4/7 (Fri) さらばEthiopia!

• 怖いと聞いていたKenyaはNairobiを目指す、情報収集に暮れ、昨夜は遅くなってしまった。(1)
• 飛行場まではきっとタクシーはいらないだろう。正。バスで5 Birrで到着。
• 100Birrの手数料にがっかり!色々計算してしまう。Bunna何杯や!など(2)

(注記)
1. これまで事前の情報収集をあまり上手にやってこなかったが、治安関連は少し真面目に。
2. 何の手数料だったのだろう。すまない忘れた。

(以上)

よくぞここに辿り着き、最後までお読み下さいました。 またどこかでお目にかかれますように。