【日本編】自由という言葉の意味(下)
日本はあらゆる文化を吸収し、それを日本の文化としてきたため、全てのことが複雑化しています。
その結果、「自由」という言葉の意味だけでも、複数の文化の影響を受けており、複数の意味をもちます。そして、今では、そのどれかの意味だけに影響を受けた人同士が、「自由」の定義が違うままに討論するようになりました。
でも、その全ての定義は、日本の「自由」に含まれているという難しさ…
その中でも、一番、日本の「自由」意味を複雑化させたのは、西洋から入ってきた「自由」の概念でした。
【日本編】自由という言葉の意味もようやく最終回です。
↓以前の回は下記からどうぞ
こうやって、日本の「自由」の意味を見てくると思うのが、
多様性がない「西洋の自由」
しかし、西洋の考え方しかしらない外国人、もしくはそういった教育しか受けていない人たちが、西洋の自由の意味だけが正しいと、強力に肯定させようとするので困ったことにもなってきています。
そんな「西洋の自由」の意味は、幕末に日本に入ってきました。
それはキリスト教をベースにした思想で、あきらかに日本にはない概念でした。
今まで日本になかった概念を、日本語にしなくてはいけないのですが、思想的に違うため日本側も言葉選びにも一苦労させられたのです。
西洋からの影響
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