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特急シュート

最近、ヨーヨーの成長について記録していなかったので備忘録。

ヨーヨーは本が好きだ。毎晩寝る前に2~3冊読んであげるのが約束だったんだけど、あーちゃんが生まれてからはその寝かせつけ対応でわたしがテンパって、「ママ、読んで~」「自分じゃ読めないよぅ」なんて言われても「あーちゃん泣いてるから今日は無理」「ちょっと待っててね」とほったらかす日が増えてしまった。

自分的にはちょっと罪悪感を感じていたのだが、いつの間にか、ヨーヨーは字は読めないけど絵に合わせてなんとなくお話を作るようになった。「魚がたくさんいました。ワニはもぐりました。おしまい。」とか、ページをめくりながら、小さい声で自分で自分に読んであげているの。で、力尽きたら寝落ちしたりしているの。なんて健気なんだ!

あーちゃんが産まれてから、待たせるためにDVD(動物や宇宙や恐竜などの図鑑のものとか、ピクサーの子供向け映画とか)、Netflixの自然番組なんかを見せることも増えてしまったのだけれど、そこから拾ったストーリーと動物絵本のキャストをつなげて「ウミガメは海流を泳ぐ」なんて、お?と思うような言い回しを使ったりもする。

時々、わたしの知らないことも教えてくれる。ナマケモノは泳ぎが上手とか、バショウカジキは群れで狩りをする?とか。

それから、やはり男児というべきか、このところ急速に暴れん坊になってきて、体を使う遊びが大好き。雨が降って外出できなかったりすると、体力が有り余って困るくらいなのだが、特に好きなのが、最近始めたサッカー。それで、パパとお風呂に入るときにはYoutubeで「キャプテン翼」を見せてもらっているから、「ちょっとあれ見なー、エースがとーおーるー♬」と、主題歌を歌いながらボールをける。私的には、少年ジャンプを友達に借りて読むときには飛ばしてたコンテンツだったのだが。

パパがいると一緒に遊んでもらえるから、やはりそれが一番楽しいみたいだけれど、いなかったら「ツバサ君」「イシザキ君」などの役割を、わたしとあーちゃんにアサインする。自分はワカバヤシ君かワカシマズ君であることが多い。ゴールキーパーが好きなのだ。

部屋の中ではソフトボールだけど、「ママ、蹴って」と言われて転がしたら、スライディングしながらボールをキャッチする。自分が蹴るときは、「特急シュート!」を披露してくれる。(キャプつばのキャラにはドライブシュートとかハヤブサシュートとかの決め技があるらしいんだけど、ヨーヨーの得意技はなに?と聞いたら、彼はそう答えた。電車…好きだもんね)

彼が2歳くらいの時には乗り物にしか興味がなくて、うーん、どうしようと心配していたこともあるけれど、いつの間にか好奇心が広がり、急速に想像の世界が広がっている。

子供から自分が知らなかったものを教えてもらうのって、嬉しい。(それがキャプつばの主題歌であっても。)

うん、その調子。本をたくさん読んで、広い世界に触れて、集中力と想像力を育み、親の世界を超えて、超えて行ってほしい。

あなたの家に子供の体を住まわせるがよい。でもその魂は別です。子供の魂は明日の家に住んでいて、あなたは夢のなかにでも、そこには立ち入れないのです。 by「預言者」, Kahilil Gibran

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