見出し画像

倫敦の霜月は花火の季節

昨夜、近くでドンドンパチパチ音がすると思ったら、華やかな打ち上げ花火がリビングの窓から見えた。

英国の花火大会は、この時期、11月の頭に集中して行われるのが恒例らしい。11月5日がGuy Fawkes Nightガイ・フォークス・ナイトというお祭りで、私が見たのはその前夜祭のようなものだったみたい。

そもそもその祭りというのが、16世紀の宗教戦争のときにガイ・フォークスって名前の男が火薬陰謀事件を企てて現行犯で捕まった(爆破は未遂に終わって多くの人の命が助かった)ことを祝うものらしい。

爆破事件の失敗を祝って盛大に花火を爆破させるという撞着的な発想が、なんか、イギリスっぽいなあと思う。

ここから先は

919字 / 1画像
40代半ばで夫婦はじめての海外暮らし。旦那は一年の私費留学を終え、現地で仕事開始。7歳と4歳で渡英した子供二人はバイリンガルになれるかな?表では書けないニッチな話や個人的な考えも盛り込みつつ、ワンコインで月に20本前後をお届けします。購読中はマガジン内の過去記事(200本以上)もすべて読み放題です。

荒野暮らし

¥500 / 月 初月無料

さまざまな調査で世界都市総合ランキング1位に輝くロンドン(2023年)。広い公園、無料の博物館、毎夜くりひろげられるウエストエンドのショー…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?