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2021年の抱負

謹賀新年。三ヶ日はガチで「何もしない」と決めて、東京の自宅にこもり、子供たちとブロックや折り紙で無目的な創作をして過ごしました。

おせちは取り寄せ、栗きんとんと黒豆だけ手作りしました。ストウブの鍋のおかげで割と上手にできました。それにしてもハレの和食って砂糖の量がすごいこと。普段使わないので、何もかもが「甘い・・・」て感じました。

あ、お吸い物のお雑煮も作りました。世の中がもうちょっと落ち着いたら、型抜きが好きなあーちゃん(3歳)と一緒に、河童橋の道具街に金型を買いに行きたいな。…三ヶ日空け早々、東京は緊急事態宣言出そうだけど。

緊急事態といえば、最近はNetflixで「Designated Survivor」を見ています。最初にアメリカ合衆国議会議事堂が爆破され、指定生存者のキーファー・サザーランドが大統領になるという話。彼の代表作の「Twenty-Four」的なスピード感はないけど、洗練された(という表現が適切かわからないけど)英語のやりとりが聞き取りやすく興味深く、よくできてると思います。

にしても、米国大統領にしても宇宙飛行士にしても敏腕エージェントにしても、なんてストレスフルな仕事なんでしょう。

素質に恵まれた者が人並みならぬ努力を重ね、かつ非常な強運を得なければ手にできない仕事ながら、実に命を削る仕事です。人が熱意を注ぐことって、多かれ少なかれ、その傍らで自分を削る側面が絶対にあるよね。

引き換え、私自身のことを振り返ってみると、去年・2020年は、体を壊したために大きな手術を2回もして、周囲の人の助けを借りまくって「なんにもしない自分」と向かい合った時間でした。全く仕事しないわけではないけれど、アクセル踏んだりとか無理なチャレンジとかは全くしなかった。

身体的に一番大変なところは抜けたので、2021年は、自分が熱意を注げる仕事を再開しようと思っています。とはいえ、器がまた壊れないようにちょっとづつHPを鍛えながら、できることから。

ドラマを見ながら「自分の子供が宇宙飛行士になりたいとか言い出したら、いやだなあ」と思ったわけですが(という私自身は中学生くらいの時、宇宙飛行士になりたいと思っていた時期があるんですが)、いや、彼ら彼女らが自分だけの特別な場所を目指してがんばりたいと言いだした時には、それが悪事でなければ背を押せる存在でありたいなとも強く思いました。それが自分には理解できない場所でも、そこに辿り着ける約束などなくても。

そのためにも私は生き続けねばなりません。自分を削り、楽しみながら。

報われない世の中で「無理しない生き方」とか「楽して儲ける」とか、そういう書籍が売れているようですが、やりがいのある仕事というものは、人がどう言おうと、自分を賭ける仕事でもあるとも思うのです。

2021年が、皆にとって良き一年になりますように。

今年もよろしくお願いいたします。

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