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ILMSから東京秘密基地からミレニアム

前にちらっと書いたが、わたしの旧友コミュニティのひとつに「ILMSの会」というのがある。ILMS=I love myselfで、もともとはインフルエンサー業のメンバーの口癖が「俺のファンがさぁ」だったのをネタにしてつけた名前。多分、全員がそれぞれにその中で自分だけは例外だと思っている。(みんな自分好きすぎ!私はそこまでじゃないけどね...と。)

年に何回かは集まっておいしいものを食べる会だったのだが、コロナの緊急事態宣言発令の頃になにかのきっかけで始まったその女性陣だけのグループチャットが、この一年で活性化した。

もともと国際政治・最先端テクノロジーのことからブラジリアンワックス体験まで、なんでも幅広く遠慮なく話ができて、何を言っても相互に愛をもってとらえてもらえる気の置けない仲間たちだが、性別を限定すると心理的安全性がより高くなるのか、話の深さと面白さがぐんと育った。オンラインな分、頻度も高くなるので、1年以上会っていないのに、互いが夢に登場するほどのマインドシェア。

で、今回は、いつもとはトーンが違うんだけれど、その中の一人が話題にした記事、つい引き込まれて読んでしまったので紹介したい。

この自ら「手負の獣」というakikoさんの東京秘密基地紹介が面白かった。三大ミッションが気になってリンク先までクリックしてしまった。

私の場合、自分よりも乙女チックな旦那が深く傷つくだろうので、いかに「これは不貞ではなくコミュニケーションのレベルがいろいろ閾値を超えているだけの整体」と言われても試せないけど。

コロナの影響で、あらゆる局面でコミュニケーションスタイルが進化しているように思う。孤独は心を蝕むものなので、独居で追い詰められるくらいなら、ファンタジーマッサージセラピスト(それにしてもすごいタイトルだ)のプロフェッショナルサービスを受けるのもありだと思う。

まあ・・・紹介記事はコロナ前のものなんだけれど、東京秘密基地、オンライン時代にあった流通形体(?)なので、このご時世で利用が増えたのか減ったのかという数字のことも、個人的にはちょっと気になる。

いま「閾値」について考えながら、それは原則人それぞれのものだけど、相手がいる場合はこの手のことに関しては合意形成が必要だね、と、いってしまえばあたりまえな思考を整理する中で、思い出したのが、10年前くらいに大ヒットしたスウェーデン小説、ミレニアム三部作で描かれていたラディカルなパートナーシップ。作者スティーグ・ラーソンンが心筋梗塞で急折してしまったため絶筆になっていると思っていたら、別の人が引き継いでなんと第六作まで出ていることを知った。

もう続き出ないのは残念だなあという消化不良から、ピエール・ルメートルという別の作家のミステリーに同じことを期待して最後までシリーズを読み切ったところ、最悪も最悪な読後感で、しばらく立ち直れなかった。ミレニアムの方は、何らかの光を感じさせてくれる気がするんだよね。うん、時間ができたら読むリストに入れておこう。

ああ、最近小説読んでないなあ・・・

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