見出し画像

エモいRPG「FF7」が人生を23年間も楽しませてくれた話

ゲームプロデューサー、うきょうです。
今日は雑文失礼します。

画像1

↑ 世に出回ったホストの写真じゃないです。

今更ながらですが
FF7 Remakeをクリアしました。

実際には発売前から楽しみ過ぎて予約購入していたにもかかわらず、他のことに追われたり、今回は分作だという話を聞いて、なんかやるの待っておこうかなと思ってあえてプレイを保留していました。

しかし知り合いが「いや、おめぇ。今これやらないでどうすんのよ? ゴーストオブツシマもいいけど、FF7やっとけ」って言われて、しょうがない、やるかと思って最後までプレイしました。

結果としてはあまりにも面白過ぎて一気プレイしてクリアしましたが、一言でいうと最高とかじゃなくて、自分の人生の1つとしてエモすぎたという感想です。

個人的に一番お気に入りはchapter9。夜中、一人で第六スラムを抜け出すクラウドを待ち伏せしていたエアリスの仕草、陥没道路を一緒に切り抜ける際に冗談を言い合いながら切り抜ける二人の掛け合い。完全新曲のBGM。どれをとっても最高のプレイヤー体験ができた。

わざわざ最後にハイタッチをさせるために1つのコマンドシーンがあるんだけど、そのときのクラウドの手の挙げ方が(恥ずかしいけどしょうがねぇなぁ〜)っていう雰囲気が絶妙に演出されていてこだわりすぎだと思ったし。

スクリーンショット 2020-10-02 7.31.51

どうでもいいですけど僕の中の人生を動かした作品はいくつかありますが、その中の1つに入りました。

・スーパーマリオブラザーズ
・Mother2
・Live A Live 
・ペルソナ1
・FFVII Remake


子供にも知られている
「クラウド」がいるFF7

FF7はゲームユーザーならば知らない人がいないぐらいファイナルファンタジーとしては有名な作品だと思います。スクウェア(現SQEX)社から1997年1月31日に発売されたPlayStation作品ですが、FF7は神格化されたタイトルになっていますよね。野村哲也さんも一気に知名度が上がったタイトルでもありました。

画像10

また、スマブラでも「クラウド」は参加していますので、FFVIIは知らなくても「クラウド」だけ知っている子供も多いです。実際私の子供と一緒に「FF 7R」をプレイしていて「クラウドめっちゃかっけーじゃん!」って言ってました。

画像4

また登場する敵もいちいち格好いいんだ、これが。どれも勧善懲悪ではなく、それぞれの正義で生きている世界観がまたエモい!


元祖「FF7」を購入したのは
1997年1月31日の雪の日だった

FF7はPS1で一番最初のファイナルファンタジーだったということや、Disc 2枚組だったっけ? の超大作だったこと。

フル3Dで作られていたことや、衝撃的なストーリーの連続(原作ではヒロインの一人が死んでいなくなる)と、とにかくFFを知っていれば知っている人ほど衝撃を受けたタイトルでもありました。

発売当時私は高校生のはずなのですが、私は中学卒業後から仕事をしていました。当時の生活圏は九州でしたが大雪が降りました。あの日は忘れもしないです。

当時私は雪の中、自転車で家から7kmぐらい離れたゲームショップに走って行って買いに行ったことを今でも覚えています。もちろんそのゲームショップは今はもうないですが・・・。

いずれにしても、私にとっては発売当日から今に至る1997-2020の23年間も楽しませていただいている作品の1つとなりました。

画像7

 1997年に発売されたFF7の画像。それでも当時3DのRPGはこれが初。FFとしても初!それでも最高の名作。


全編読み込みなしで
物語とゲームが体験できる!

今となってはオープンワールドや読み込みなしのゲーム性は珍しくはありませんが、FF7 Rは同様に全ての世界が繋がっていて、操作できる部分でストーリー演出とバトルとマップが全部繋がっている点に衝撃を受けました。

FF15でもそれに近い形がありましたが、FF7 Rはよりスムーズというか、あまりにも自然な演出やストーリー進行で辞め時がほぼわかりませんでした。シンプルにその流れに感動でしたし、本当に物語に没頭できる仕組みが秀逸すぎて本当に楽しめました。

いかにストレスをかけないように演出を入れているカメラワークやキャラクターの見せ方などに脱帽です。クラウドは超かっけーし、ティファもエアリスも最高に可愛いし、バレットも格好いい馬鹿なおっさんだし、子供のマリンも超可愛い。

セリフも日本語と英語で両方聞いてみましたけど、個人的にオススメは英語です。セリフの選び方、翻訳がとてもエモい。英語力はネイティブじゃないので底辺レベルですが、1つ1つのセリフがとても愛を持って翻訳されていることが感じます。これはゲームのセリフを翻訳した経験がある人はよくわかると思います。

スクリーンショット 2020-10-02 8.23.34

自分視点のカメラもいたるところを覗いて見ましたけど、天井含めて精密に作られていてゲロ吐きそうな労力を感じました。


ゲームボリュームは充分
ただ物語的には先が見たすぎる

「FF7 R」はゲームボリュームとしては充分な内容だと思います。そして内容は原作を踏襲していつつも、体験と遊びや演出は新作として楽しめるので、知っている人も知らない人も満足できる内容なのは間違いないです。

ただ、原作を知っている視点からは展開が変わっていそうなので、物語の先が見たすぎる点は否めないです。


ゲーム性は緩くもハードにも遊べる

ゲーム性はRPGですがアクション性が高いバトルが存在しているので、NORMAL、HARDの難易度は結構ゲームプレイ要素が必要になりますし、やり込みや攻略要素が高くなるので歯応えあります。

一方でカジュアルに遊びたい場合は難易度を変更したり、Clasicモードだとコマンド入力形式で遊べたりもしますのでとても親切です。


キャラの演出がとにかくいじらしい

ただこの作品の一番の魅力は、完全なるファンタジーの世界でそれなりの人物がいたらどういう仕草をしていたのだろうという空想を実体験できることが一番の魅力なのではと個人的には感じています。

画像4

なんかよくわからんけど、とにかくこの世界での生きている住人の生活感がめちゃくちゃ意識して作られている本作。NPCの会話や、肩が当たった時の挙動だとか、ウイイレのサッカーキャラかっていうぐらい丁寧に作っていてなんのために?って思うぐらい丁寧。住民含めて愛らしい。

例えば洋ゲーのオープンワールド系RPGは、比較的ゲーム性やドラマ性にフューチャーしているので、ハラハラドキドキしたりとか、熱量が上がるような演出、サバイバルをかけて戦術を練るというような思考になりがちです。

一方で日本製のRPGは、区切り区切りが存在していて、こうなればこうなるというような展開の元に、個別にキャラにスポットを当てて物語やシナリオを楽しんだりする点が多いのかなと思っていて、時折ゲーム性とキャラクター性が切り離されて、キャラ愛に全振りしているものとかもあります。

画像9

言い方悪いけど脳筋の筋肉ダルマ(バレット)はすげーいい感じで洋画に出てきそうなキャラになっていてセリフ回しも最高。愛娘のマリーンへの愛情の向け方も人としていそうなキャラだった。

それゆえ、ゲーム性というようりもキャラクター性などを楽しむという要素が比較的強いものが多いのかなぁと感じていたりします。(ゼルダとかは違うけど。)

画像6

FF7Rのヒロインはティファ、エアリスだけど、とにかく登場人物がみんなクラウド大好きだから男も含めて表情豊な点も好みの1つ。これらの表情や仕草や演出がプレイしている最中に自然に入ってくるのがとにかくすげぇ!

一方でFF7Rはちょうどその中間を抑えているというか、日本人にも好まれる設計であることは間違いないだろうし、シンプルにゲームの世界観を攻略したい!というテーマや世界観に没頭もしやすいなと少し感じました。(あくまで個人的な感想)

その中で自然にキャラクターの演出やシナリオスクリプトが充実しているので、そのキャラに対して触れ合う時間が長い。そのため、要所要所クラウドもエアリスもティファも成年であるにもかかわらず、あぁ、この世界だったらこの背格好や衣装も許されるだろうし、こういう会話も成り立つんだろうなぁっていう目線で楽しませてもらいました。

画像8

とにかく、この三人が子供と大人のような立ち振る舞いがいちいち可愛くてこいつらしょうがねぇなぁと、おっさんになってしまった自分の視点からちょっと羨ましいなと感じてしまいました。


そんなたわいもない、個人のクソみたいな雑記ですが、FF7には23年越しにまた新しい体験をさせてくれたことに感謝しかありません。これには本当にちょっと大袈裟なんですけど、生きて体験できてよかったと言える言葉です。ありがとうございます。

FF7の魅力的なキャラクターたちが今後も末長くみなさんの中で生き続けるためにも、一人でもこの作品の良さに触れてもらえる人がいてくれたらと思います。


PS
言いたいことはめっちゃある。音楽の使い方や音楽の演出も最高。エレベーターの光やキャラの演出方法とかも気が狂っているほどに力が入ってるから作った人マジ神だと思います。

画像5

ダーツがあったり、スクワットがあったりと小さいミニゲームもあるけど、さすがにリズムアクションのダンスが入ってきた時は笑った。ウォルマートは「龍が如く」のようなお遊び雰囲気満載でとくにいい。

#FFリメイク
#FF7リメイク
#FF7R
#FF7攻略

© 1997, 2020 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA/ROBERTO FERRARI


いただいたサポート費は還元できるように使わせていただきます! 引き続き読んでいただけるような記事を書いていきたいと思います。