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市場にいる人を簡単に採用してはいけない

コンテンツプロデュースを手掛ける
PlayLife代表、うきょうです。

私の記事は基本的に
事業者、プロデューサー、
採用マネージャーの視点から書いています。

とはいえ、
既に現役で採用をしている方、
事業主、プロデューサー自身も、
自分の仕事、職歴、職務の言語化をしておくと
いろいろとお仕事で役に立ちます。

前回の記事「いい人は市場にいない」では
たくさんの反響をいただきつつ
これ真理だという考えも変わりません。

ただこの記事の前提として
中途採用の場合であり、
新卒採用や、市場転換時の中途採用には
一部当てはまらないです。


エージェントに仕込まれた
自称スーパープログラマを
年収800万円で採用した失敗話


採用って本当に難しいので、
日々採用について研究と事例を収集しています。

結果として今私がやっていることは
一般市場からは採用せず、
自分でマーケティングやリファラル、
人伝からの採用、紹介、斡旋がメインです。

リクルートのコンサルをする際も
エージェントの利用は行わないです。

ちなみに、過去、
私が一番痛い目をみたのがこの事例でした。

一言でいうと、エージェントに仕込まれて
こういう人を採用してしまいました。

むしろエージェントが
あっぱれというわけですが
ただ結局すぐその人は契約解除になったので
エージェントへの取り分も
減ったのではないかと思いたい。

結局人材のミスマッチが起きたら
ハリボテの採用になってしまいますので
双方にとって
不幸なことにしかならないわけです。


失敗事例1:
職務経歴書が完璧すぎた


この事例ですが履歴書が完璧すぎました。

めちゃくちゃ有名な企業で
ものすごいタイトルに多数関わっていて、
その理由を聞いても
的確に回答集が返ってきたので
すっかり信頼してしまいました。

肩書きもリードプログラマー、
マネージャーみたいな感じで
なんでこんな人が市場にいるんだ?って
まず疑いましたが、たまにこういうことも
あるのだろうと思って
すんなり進めてしまったのが失敗でした。

で、その職務履歴書の裏側を見ると
なんと、ゲームのROMを焼く
マネージャーだった
っていうオチでした。

・プログラマのテストそこそこ

結果、実際に現場に入って
ミスマッチがおきまくり、
何度か話をして紐解いてみると、
なんとゲームのプログラムは
ほぼやったことがなかった!

一言でいうと経歴が詐欺にまでは
いかないまでにも、
絶妙に細工されていました。

厳密にはリードプログラマの
補佐をしていた、
ROMデータ管理マネージャー。
つまり出来上がった
データの管理をしていただけ。

これには流石にひどいと思って
転職エージェントにクレームを
入れさせていただきましたが、
それを見抜けなかった自分自身も
お恥ずかしいお話だったと反省しております。

ついにバレたか!っていう時、
この人もこの人で、

私「過去作ったゲームで実際どこをプログラムしたんですか?誰か知り合いいますか?」って聞いたら。

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こう回答された。その翌月から彼は出社しなくてよくなった。


失敗事例2:
トークが磨き上げられていた


口が上手い人や転職エージェントのいい人に当たった場合、トークスクリプトや方向性までを提案してくれる人がいます。

その場合、転職時でのトークがかなり盛り上がったりもしますが、採用と実務で盛り上がりは関係ないので、そこはしっかりと見抜く必要があります。

ここは意外と間違え安い部分ですが、とても重要です。

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失敗事例3:
採用側のバイアスと経験不足


そして何よりもこれ。

採用は採用する側も
かなりの訓練と学習が必要です。

とはいえ、ようやっとここ最近、
採用に関する学習プロセスや
採用プロセスについて
体系化されてきました。

基本的にはポテンシャル、
センス、メンタルという
最低限の条件をクリアしつつ、
職務に必要なスキル、経験値と、
実務レベルでの臨場感のヒヤリング。

そして最後は文化的背景や
価値観を把握できるプロセスを経ることで、
かなりミスマッチを減らすことは
できると踏んではおります。


それでも100%の合致採用はない


とはいえ、それでも
100%の合致はないのが難しいところです。

しかし
その確率を上げることは可能であり
そのための準備、
情報発信をし続けることも可能です。

採用とは時間がかかりますし、
採用した後も時間がかかります。

それでも採用に関するエビデンスや
事例はたくさん出ていますので、
その辺りを参照にされることも
オススメします。

ただ一般的に転職エージェント経由での
そもそもオススメしないところもありますが
どうしてもせざるを得ないという場合
テスト採用前提をオススメいたします。

理由として、中途採用を
一般市場からの採用成功事例が
ほぼみたことがないからです。

【執筆者:うきょう】
自立を目指す方へのビジネス全般をサポート。
経営者・事業者向けに売上コミットをサポートする社外プロデューサー&ディレクター|PlayLife代表|売上向上講座を毎週開催|ゲームプロデューサー21年。日中台韓で50作品以上リリース、Han Game売上No1実績|Softbank〜LINE出身|代表作:チョコットランド、アトリエオンライン
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