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ゲーム運営にクリティカルシンキングを取り入れよう

フリーゲームプロデューサーうきょうです。

今回は、ゲーム運営の現場で、
知っておくといい方法を1つご紹介したいと思います。

「ゲームの運営」の定義
この記事内では、フリーミアムのアイテム課金で成り立つオンライン常時接続型、または高頻度で通信を行うゲームサービス事業全般を指します。
ゲームのクリエイティブ開発と商品提供のビジネススコープ観点を共存させて行うアップデート、およびコミュニティ運営、ユーザーとの顧客関係性までを行う部分までも含みます。

それは、クリティカルシンキングです。

ロジカルシンキングはよく聞くかと思いますが、
今回ご紹介するのはこちらです。

クリティカル・シンキングとは、
「健全な批判精神をもった客観的な思考」のこと。

このクリティカル・シンキングを身につけることで大きなトラブルを事前に減らせますし、視点を高くすることもできるので、問題解決のアプローチや今後の戦略、取り組み案の質も高くなるからです。

では、クリティカル・シンキングとは
具体的にはどういった思考法なのか?

あるいは、
ロジカルシンキングとの違いは何か?について
少し触れていきます。


ロジカルシンキングの特徴

ロジカルシンキングの特徴
・分析
・問題を分類
・因果関係や相関関係を解明
・分解、解明から適切な対応策や判断を導き出す

例えるならば、

分析して見つけ出したブロック(論理)を土台にして、
その上に解決策や判断材料を
ピラミッドのように積み上げていくのが
ロジカルシンキングです。

よくある皆さんもやられている
アプローチ方法ではないかと思います。


クリティカルシンキングの特徴

クリティカルシンキングの特徴
物事の前提の正誤を検証したのち、その事象の本質を見極めていくこと


こちらは例えるならば、
ピラミッドの1段目のブロック自体を疑う思考法のことです。
問題そのものを疑うこと。

こちらは意識してやらないと抜け落ちていることが多く、目に見えないところに対して根本や源泉、本質を深掘りしていく思考法です。


・1段目のブロック(論理)は安定しているか?

・2段目、3段目とこのまま積み上げても崩れない?

・そもそも1段目のブロックを置く場所はここでいいのか?
(=見当違いのことをしていない?)

そもそも問題に対しては、
間違った土台にブロックを積んで、
そこにピラミッドを建ててしまったら、
すべての作業が台無しになってしまいます。

このように、批判的に考えることによって大きなトラブルを避ける思考法がクリティカルシンキングの特徴になります。このレンガは論理(ロジック)のたとえです。

ブロック(論理)を積み上げる、
分析→問題へのアプローチがロジカルシンキング、

ブロック(論理)をそもそも疑うのが
クリティカル・シンキングという感じです。


次回はこの考えを応用した
事例を書いてみたいと思います。

ゲーム運営の現場でよくある事例としては、
身近なKPIなどをみて、
短絡的な対応をしてしまうケースです。

イベント参加率が悪いな?
→だったら露出頻度をあげてみるか? とかですね

だいたいこういう場合は根本解決には繋がらないので
その理由なども触れてみたいと思います。

いただいたサポート費は還元できるように使わせていただきます! 引き続き読んでいただけるような記事を書いていきたいと思います。