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「What You're Doing」ホントはこんな風に歌ってんじゃねぇのか?【ビートルズ全曲歌詞和訳チャレンジ】

皆さま、
ご機嫌いかがでしょうか。

ビートルズ、
勝手に和訳シリーズ。

今回はポール君の
隠れた名曲、


「What You're Doing」


でございます。


昔から
アルバムのB面は
地味なもの、
というのが世の常でございましたが
このアルバムも多分に漏れず。

しかしながら
その中には
名曲が潜んでいる事も
少なくないのですな。

ちなみにこの曲、
珍しくジョンさんやジョージ君が
ハモりに来ていない曲です。


イントロもドラムから始まり
ギターの気持ちいいリフが重なる。

次のアルバム「HELP!」収録の
「Ticket To Ride」を彷彿させるイントロですね。


さて、
そんな気持ちのいい
この曲ですが、
いったい何を歌っているのでしょうか。

「What You're Doing」(あったふたしちゃうよ)


Look what you're doing
I'm feeling blue and lonely
Would if be too much to ask of you
What you're doing to me

ちょっと なにしてくれてんの!?
僕をひとりぼっちで凹ませて
どういうつもりなんだって
訊く権利も僕には無いっての?

You got me running
And there's no fun in it
Why should it be so much to ask of you
What you're doing to me

僕はあったふただよ
ほんとにきっぶん悪いよ
なにしてくれてんの?!って訊いても
「随分なこと訊くじゃない」ってどういう意味だよ?

I've been waiting here for you
Wondering what you're gonna do
And should you need a love that's true, it's me

僕はずっと君を待っているのに
君が何をするのか考えてるんだよ
ホントの愛を知りたいのならば
僕以外にないでしょ、いやマヂで

Please stop your lying
You got me crying, girl
Why should it be so much to sk of you
What you're doing to me

たのむよ 嘘は止めて
僕を泣かせるのは止めて
なにしてくれてんのよ
それくらい聞いてもいいじゃん



ポール君、
痴話喧嘩中でしょうか?

ともあれ、
これまでのビートルズ、
やはりポップミュージックの王道にそって
男女の色恋の歌が多かったのですが

このアルバムから
特にジョンさんあたりが
生ぬるい色恋の歌詞に
飽きてきてますよね。


ポール君が
この曲の様に
自分の経験、生活の中での
男女の風景を歌にしているのに対し

ジョンさんは
より内省的に
自分自身の心の叫びを
歌詞に込め出していきます。

ボブ・ディランさんの影響もあり
この後の歌詞世界は
ジョンさん、ポール君ともに
お互いがお互いを刺激し合う
実に面白い時代に突入する訳ですね。


さて、
そんな面白い時代を前に
次回はこのアルバムの最後の曲。

ジョージ君が空気を読まずに
カヴァー曲で締めます。

「Everybody's trying to be my baby」

をお届けいたします。

どうぞお楽しみに!

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